『最強のふたり』の監督とスタッフが贈る最新作『セラヴィ!』予告編&ポスタービジュアル

日本公開のフランス語映画で歴代興行収入第1位を記録した大ヒット作『最強のふたり』(2012)の監督とスタッフ陣により製作された最新作『セラヴィ!』が、7月6日より公開となる。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、ベテラン・ウェディングプランナーを主人公に、パリの結婚式での一日を舞台に繰り広げられる、人々の人生と思惑が痛快に交差するライフ・エンターテインメント作品。本国フランスでは公開1ヶ月で興収25億円を突破し、同年公開の『ラ・ラ・ランド』や『ダンケルク』といったハリウッドの話題作を抜き、2017年興収ベスト10入りを果たした。

予告編では、ウェディングプランナーとして30年間、数え切れないほどの結婚式をプロデュースしてきたマックスが、17世紀の城を舞台にした豪華絢爛な結婚式を手掛けることになり、意気込む様子が収められている。しかし、集まったスタッフは全員“ポンコツ”。トラブルが次々と巻き起こり、挙句の果てには目玉だった花火がスタッフの操作ミスで暴発してしまい、経験豊富なマックスもついに怒りが爆発。結婚式の大人気定番ソングで本作の主題歌でもある「君の瞳に恋してる(Can’t Take My Eyes Off You)」が象徴的に流れる中、前途多難すぎる結婚式がどんなハッピーな結末を迎えるのか、続きが気になる映像となっている。

監督のひとりであるエリック・トレダノは、本作のアイデアが生まれたきっかけについて「2015年にパリ同時多発テロが起き、僕たちは気持ちが沈んでいて、純粋に騒いで楽しめる雰囲気の映画を作りたいという欲求にかられたんだ。心から笑えて、楽しめることを必要としていたんだと思う」と説明。実は、監督のふたりは駆け出しの頃にイベントなどでウェイターのアルバイトをして、短編を作るための資金に充てていたという。観客を笑いと歓びの渦で包みつつ、本作が描いていく国籍や境遇も様々な登場人物たちに注がれる優しい眼差しは、そういった経験を経た彼らだからこそ描けたものといえる。

ポスタービジュアルには、フランス人が日常的に使う幸せの合言葉にして映画のタイトル「セラヴィ(=まぁ、これも人生さ!)」のメッセージが載せられている。

『セラヴィ!』
7月6日(金)渋谷・シネクイント他全国公開
監督:エリック・トレダノ オリヴィエ・ナカシュ
出演:ジャン=ピエール・バクリ ジル・ルルーシュ ジャン=ポール・ルーヴ ヴァンサン・マケーニュ
配給:パルコ

【ストーリー】 ウェディングプランナーとして30年間、数え切れないほどの結婚式をプロデュースしてきたマックスは、そろそろ引退を考えていた。そんなある日、17世紀の城を舞台にした豪華絢爛な結婚式の依頼が舞い込んだ。いつも通り式を成功させようと、完璧な準備を整えたのだが、なんと集まったスタッフたちが全員ポンコツ!!バンドのボーカルは新郎の希望と真逆の歌を熱唱しワンマンショー気取り、カメラマンは写真撮影よりもつまみ食い、ウェイターは新婦にうつつを抜かし、おしゃべりに夢中…。マックスの努力も虚しく、次第に式は大惨事と化す…。前途多難すぎる結婚式は、果たして、チームメンバー一丸となって成功させることはできるのか。

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