東出昌大と濱口竜介監督がタッグを組み、芥川賞作家の柴崎友香による同名恋愛小説を映画化した『寝ても覚めても』が9月1日に公開となる。このほど、30秒予告編がお披露目となった。
本作は、同じ顔をした二人の男性と、その間で揺れ動く女性・朝子の8年間を描く恋愛映画。主演の東出昌大が、同じ顔をしていながらも全くタイプの違う男性・麦(ばく)と亮平という一人二役に挑み、唐田えりかが朝子を演じる。このほか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、仲本工事、田中美佐子らが脇を固め、tofubeatsが初の映画音楽を担当する。メガホンをとるのは、『ハッピーアワー』でロカルノ、ナント、シンガポールはじめ数々の国際映画祭で主要賞を受賞した濱口竜介。監督自らが映画化を熱望して商業映画デビューを果たし、初の世界三大映画祭への出品でありながら、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出されるという快挙を成し遂げた。
予告編では、亮平(東出昌大)と朝子(唐田えりか)の幸せそうな様子から始まる。しかし、亮平は、朝子が忘れられないかつての恋人・麦(東出一人二役)にそっくりだった。同じ顔をした“運命の人”を好きになった朝子は、果たして誰を愛しているのか。心を揺さぶられる波乱の展開が予想される映像となっている。
『寝ても覚めても』
9月1日(土) テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
監督:濱口竜介
原作:柴崎友香「寝ても覚めても」(河出書房新社刊)
音楽:tofubeats
出演:東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知 仲本工事 田中美佐子
配給:ビターズ・エンド、エレファントハウス
【ストーリー】 東京。カフェで働く朝子は、コーヒーを届けに行った先の会社で亮平と出会う。真っ直ぐに想いを伝えてくれる亮平に戸惑いながらも朝子は惹かれていき、ふたりは仲を深めていく。しかし、朝子には亮平には告げていない秘密があった。亮平は、かつて朝子が運命的な恋に落ちた恋人・麦(ばく)に顔がそっくりだったのだー。
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