朝倉あき × 三浦貴大 中川龍太郎監督作『四月の永い夢』太賀、池松壮亮、本広克行監督らから絶賛コメント!

2017年に開催されたモスクワ国際映画祭において、国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評家連盟特別表彰のダブル受賞の快挙を果たした映画『四月の永い夢』が5月12日より公開となる。このほど、各界著名人から本作を絶賛するコメントが寄せられた。

恋人を失った女性のひと夏を描いた本作。主人公の初海を演じるのは、『かぐや姫の物語』で声優を務め、『横道世之介』、ドラマ「下町ロケット」、大河ドラマ「おんな城主直虎」に出演した朝倉あき。そして、初海に恋する朴訥で誠実な青年・志熊を三浦貴大が演じる。このほか、高橋由美子、森次晃嗣、志賀廣太郎、高橋惠子ら実力派俳優陣や、演劇界で活躍する川崎ゆり子、モデルとして活躍する青柳文子が脇を固める。

監督と脚本は、17歳で詩人デビューを果たし、その後独学で映画を学んだ中川龍太郎。前作『走れ、絶望に追いつかれない速さで』に続き、自身の実体験を踏まえながら初海の心の旅を描き出す。さらに、アニメ「進撃の巨人」の制作などで知られるアニメ制作会社「WIT STUDIO」が初めて実写映画の製作に参加した。

中川監督の前作『走れ、絶望に追いつかれない速さで』で主演を務めた太賀は、本作について、「本当の気持ちが伝わるように、素直な言葉だけを並べて書いた手紙の追伸のようでした」とコメントを寄せている。このほか、自身がディレクターを務める「さぬき映画祭」で本作を上映した本広克行監督、中川監督の過去作『愛の小さな歴史』に出演した池松壮亮、光石研らから絶賛の声が集まっている。

著名人 コメント

■太賀(俳優)
本当の気持ちが伝わるように、素直な言葉だけを並べて書いた手紙の追伸のようでした。大切なものを失えど、大切だという事実を抱きしめながら映画を作る人なんだと思います。新しい季節とこの映画は、よく似合います。

■池松壮亮(俳優)
中川龍太郎の映画には今時珍しく詩がある、行間がある、情緒がある。終わりゆく平成も捨てたもんじゃない。

■光石研(俳優)
若い監督が若いスタッフ、若いキャストと迷い彷徨う映画に嫉妬する。さぞかし楽しかっただろう!羨ましい!そして、主演の朝倉あきさんの初々しさは、事件だ!羨ましい!

■本広克行(映画監督)
映画館の大きなスクリーンで浴びるように観るべき映画だと思う。劇場と観客の醸し出す空気に身を浸し、外界では味わうことの出来ない贅沢な時間を過ごせる、そんな風に感じられる映画です。

■切通理作(批評家)
流れる時間に任せて映画を体験するのもいいだろう。だが、その監督が「どうしてもやりたかった」シーンに突入する瞬間の、シーンと静まり返ったような研ぎ澄まされた感覚はどうだ。その時、世界はすべてが塗り替えられる。

■石川光久(株式会社プロダクション・アイジー)
悩みに答えは無いと分かっているけれど、映画監督の仕事も人の人生も足し算でなく、引き算だと教えてくれました!

■矢田部吉彦(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター)
『四月の永い夢』は、心に安心と温かみをもたらしてくれる。死者と我々の関係は穏やかなものであっていいと諭してくれるのだ。中川龍太郎監督は感情を静かに震わせる術を心得ており、その世界にヒロインが見事にマッチした。春に見るのにこれほどふさわしい作品はない。

『四月の永い夢』
5月12日(土)新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督・脚本:中川龍太郎
出演:朝倉あき 三浦貴大 川崎ゆり子 高橋由美子 青柳文子 森次晃嗣 志賀廣太郎 高橋惠子
配給:ギャガ・プラス

【ストーリー】 3年前に恋人を亡くした27歳の滝本初海。音楽教師を辞めたままの穏やかな日常は、亡くなった彼からの手紙をきっかけに動き出す。元教え子との遭遇、染物工場で働く青年からの思いがけない告白。そして心の奥の小さな秘密。喪失感から緩やかに解放されていく初海の日々が紡がれる。

©WIT STUDIO / Tokyo New Cinema