300以上もの多彩なものまねレパートリーで日本を代表するエンターテイナー、コロッケが、本名の滝川広志として初主演を果たした『ゆずりは』の公開が6月16日に決定した。併せて、ポスタービジュアルと場面写真が公開された。
コロッケ=滝川広志が演じる主人公の水島は、長年、葬儀の仕事に携わってきたことで、心を押し殺すことに慣れてしまっていた。遺族の前では決して涙を見せない彼が、一見、軽薄そうに見えて繊細な心を持つ若者、高梨と出会ったことで熱い感情を取り戻していく。実際のエピソードを元に、永遠の別れと再生を描いたハートフルな人間ドラマが誕生した。「ゆずりは」とは、春に枝先に若葉が出たあと、前年の葉がそれに譲るように落葉することから、その名で呼ばれている。
監督は「HERO」「いいひと」など大ヒットドラマの演出や、北野武、勝新太郎、吉田喜重らを支えた加門幾生。新入社員・高梨歩役には『ライチ☆光クラブ』『幸福のアリバイ~picture~』『PARKS パークス』の柾木玲弥が扮し、葬儀社の社長を演じる勝部演之(『金融腐蝕列島・呪縛』)をはじめ、高林由紀子、三谷悦代、島かおりといったベテラン勢と、加門監督がワークショップで見出した若手俳優たちが共演している。
主演の滝川は本ポスター及び本作の見どころについて、「今までにたくさんのポスターを作ってきましたが、このような表情のものは初めてなので、ちょっと照れくさくもあります。しかし、この作品は素の自分をさらけ出した初めての体験でした。ビジュアルを見るとストイックに全力で挑んだ撮影の日々を思い出します。一人でも多くの方にこの映画を観て頂きたいです」とコメントしている。
監督:加門幾夫
原作:新谷亜貴子「ゆずりは」(銀の鈴社刊)
脚本:吉田順 久保田唱
出演:滝川広志 柾木玲弥 原田佳奈 高林由紀子 島かおり 勝部演之
配給:アジアピクチャーズエンタテインメント エレファントハウス
©「ゆずりは」製作委員会