稀代の俳優、三船敏郎のドキュメンタリー『MIFUNE:THE LAST SAMURAI』5月公開決定!

日本を代表する名俳優、三船敏郎の生涯とその映画人生を描いたドキュメンタリー映画『MIFUNE:THE LAST SAMURAI』が、5月12日より公開されることが決定した。併せて、本作のポスタービジュアルと日本版特別予告編がお披露目となった。

本作では、三船敏郎の生き様と人柄が、彼をよく知る名優である役所広司、司葉子、八千草薫らをはじめ、息子の三船史郎、長年撮影現場を共にした黒澤組のスクリプター・野上照代といった近しい者たちの言葉から浮き彫りになる。さらに スティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシら三船敏郎に魅せられた世界の巨匠たちからその魅力が語られる。

監督は、1991年のアカデミー賞で映画『収容所の長い日々/日系人と結婚した白人女性』で最優秀短編ドキュメンタリー賞を受賞し、HBO作品『ヒロシマ・ナガサキ』で2008年エミー賞を受賞したスティーヴン・オカザキ。プロデューサーには、アカデミー賞外国語映画賞受賞作『おくりびと』の中沢敏明、また三船敏郎の孫息子・三船力也がコンサルティング・プロデュ―サーとして参加。日本語版ナレーションは三船敏郎の大ファンとしても知られるEXILEのAKIRAが務める。

ポスタービジュアルは、金色の後光と和霞模様をバックに、着物を纏い、タバコの煙をくゆらす三船敏郎の横顔が大きく描かれ、撮影の合間に集中力を研ぎ澄ます凛とした表情を見せている。もう一つのポスターでは、黒を基調にし、三船のダンディズムがより露わになっている。

予告編では、アメリカ公開時の観客たちの興奮する姿から始まり、三船の貴重なオフショットを映し出す。そして、役所広司、香川京子、二木てるみ、司葉子、土屋嘉男らが三船敏郎の素顔を語り、さらにはマーティン・スコセッシやスティーヴン・スピルバーグが熱く語るワンシーンも。映画本編には、三船敏郎と共演した俳優仲間である土屋嘉男、加藤武、夏木陽介、中島春雄の貴重なインタビューも収録されており、三船敏郎について今まで知りえなかった姿までもが語られ、映画ファン、三船ファンには必見の作品となっている。

『MIFUNE:THE LAST SAMURAI』
5月12日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次公開
監督・編集:スティーヴン・オカザキ
原案:松田美智子「サムライ 評伝 三船敏郎」(文藝春秋刊)
ナレーター:AKIRA
出演:香川京子 司葉子 土屋嘉男 加藤武 八千草薫 夏木陽介 二木てるみ 野上照代 宇仁貫三 中島春雄 中島貞夫 佐藤忠男 明石渉 三船史郎 黒澤久雄 スティーヴン・スピルバーグ マーティン・スコセッシ 役所広司
配給:HIGH BROW CINEMA

【作品概要】 スティーヴン・スピルバーグやマーティン・スコセッシなど世界の巨匠に愛された唯一無二のサムライ俳優・三船敏郎。2016年にはハリウッド殿堂入りを果たすなど、今も世界中のファンの心を惹きつけ離さない“世界のミフネ”の波乱に満ちた生涯と映画人生に迫るドキュメンタリー映画。三船が出演した黒澤明監督『七人の侍』(1954年)、『蜘蛛巣城』(1957年)、『用心棒』(1961年)、『赤ひげ』(1965年)、そして稲垣浩監督『宮本武蔵』(1954~56年)などに焦点を当て、家族、日本の映画関係者や俳優、海外の著名人たちのインタビューと貴重な映像資料とともに、その生涯と世界に影響を与えた「サムライ映画」の進化を明らかにする。

Ⓒ‟MIFUNE:THE LAST SAMURAI”Film ⒸTOHO CO.,LTD.