山田洋次監督最新作『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』立川志らく、笑福亭鶴瓶ら落語家たちのメイキング&場面写真

山田洋次監督『男はつらいよ』シリーズ終了から20年ぶりとなる喜劇映画『家族はつらいよ』シリーズの最新作『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』が5月25日より全国ロードショーとなる。このほど、本作で山田洋次監督作品初出演となった落語家の立川志らくのメイキングと場面写真がお披露目となった。併せて、同じ落語家として活躍し、本作に出演した林家正蔵、笑福亭鶴瓶のメイキングカットも公開された。

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山田洋次監督作品初出演となった志らくは、2017年ブレイクタレントランキング第3位、出演番組数は240本を超えるほどメディアで見ない日はない多忙な人気落語家。本作では、泥棒に入られた平田家に現場検証に訪れる刑事役として出演している。大の落語好きで知られている山田監督は、志らくへ映画出演のオファーをしたが、出演してもらえるのか不安だったという。しかし、自らを“『男はつらいよ』博士”というほど山田監督作品の大ファンである志らくは、監督からのオファーに「最も敬愛する監督の作品に出演することになった」と意気込みを見せ出演が実現。撮影当日も、志らくは「昨日、テレビ(BSジャパン「やっぱり土曜は寅さん」)で観た『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』のあまりの完璧さに(出演者として撮影に参加することが)怖くなってしまいました。出演できるだけで幸せです」と出演に挑む気持ちを明かしている。そして、平田家の長女・成子(中嶋朋子)の夫・泰蔵を演じた、同じく落語家の林家正蔵とも共演。本編では落語話で盛り上がる一幕もあり、思わずクスリと笑ってしまうシーンになっている。さらに、完成した映画をいち早く観た志らくは「正蔵さん、面白い。」とツイートし、“志らく師匠が褒めた”と話題となった。

メイキング_志らくさん&山田監督

また、前作では火葬場の職員役で出演した笑福亭鶴瓶が、本作ではどんな登場となるのか、毎作劇場が大笑いとなる鶴瓶の出演シーンも目が離せない。映画・ドラマ・バラエティ・ラジオなど第一線で幅広く活躍する人気落語家たちが、どのようにその手腕を光らせるのか必見だ。

『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』
5月25日(金)全国公開
監督・脚本:山田洋次
脚本:平松恵美子
音楽:久石譲
出演:橋爪功 吉行和子 西村まさ彦 夏川結衣 中嶋朋子 林家正蔵 妻夫木聡 蒼井優
配給:松竹

【ストーリー】 史枝(夏川結衣)は、育ち盛りの息子ふたりと夫・幸之助(西村まさ彦)、その両親3世代で暮らす主婦。ある日、家事の合間にうとうとしていた昼下がり、泥棒に入られ、冷蔵庫に隠しておいたへそくりを盗まれてしまう。夫から「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか!」と嫌味を言われ、余りに気遣いの無い言葉にそれまでたまっていた不満が爆発した史枝は、家を飛び出す。一家の主婦が不在となった平田家は大混乱。身体の具合の悪い富子(幸之助の母/吉行和子)に代わり周造(幸之助の父/橋爪功)が掃除、洗濯、食事の準備と慣れない家事に挑戦するがそんなこと続くわけがない。家族揃って史枝の存在のありがたみをつくづく実感するのだが、史枝が戻ってくる気配は一向にない。家族会議が緊急召集されるが、平田家は崩壊してしまうのか!?

©2018「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」製作委員会