ピアノ調律師役の妻夫木聡とピアニスト近藤嘉宏が共演!山田洋次監督作『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』

山田洋次監督『男はつらいよ』シリーズ終了から20年ぶりとなる喜劇映画『家族はつらいよ』シリーズの最新作『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』が5月25日より全国ロードショーとなる。このほど、本作に出演しているピアニストの近藤嘉宏と、次男・庄太を演じた妻夫木聡の共演シーンを収めた場面写真がお披露目となった。

妻夫木聡さんと近藤嘉宏さん㈰

シリーズの中でピアノの調律師として働く次男の庄太に、調律を依頼するピアニストとして出演するのは、日本を代表するピアニストの近藤嘉宏。近藤は、昨年開催された「映画『砂の器』シネマ・コンサート」でピアニストとして参加した。山田監督が脚本を務め、1974年に公開された日本映画史に輝く名作『砂の器』のシネマ・コンサートとあり、チケットは発売と同時に即完売。フルオーケストラとピアノが奏でる生演奏に多くの人が魅了され大盛況となった。その公演を山田監督が観ていたことで、今回近藤の映画出演が決定した。

4歳からピアノをはじめた近藤は、1987年に楽壇最高の登竜門として知られ、80年以上の歴史のある日本音楽コンクールで第2位に入賞。大学卒業後、ミュンヘン国立音楽大学マイスターコースにおいて、史上最年少でピアノ科教授に就任したことでも知られる名匠ゲルハルト・オピッツのもとで更なる研鑚を積み、1995年のデビュー以来、その繊細な感性から紡ぎ出される色彩豊かな美音で多くのファンを魅了してきた。本編では、近藤がピアノを演奏するシーンも登場する。

妻夫木聡さんと近藤嘉宏さん㈪

【圧縮版】「妻よ薔薇のように家族はつらいよⅢ」_メイン

『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』
5月25日(金)全国公開
監督・脚本:山田洋次
脚本:平松恵美子
音楽:久石譲
出演:橋爪功 吉行和子 西村まさ彦 夏川結衣 中嶋朋子 林家正蔵 妻夫木聡 蒼井優
配給:松竹

【ストーリー】 史枝(夏川結衣)は、育ち盛りの息子ふたりと夫・幸之助(西村まさ彦)、その両親3世代で暮らす主婦。ある日、家事の合間にうとうとしていた昼下がり、泥棒に入られ、冷蔵庫に隠しておいたへそくりを盗まれてしまう。夫から「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか!」と嫌味を言われ、余りに気遣いの無い言葉にそれまでたまっていた不満が爆発した史枝は、家を飛び出す。一家の主婦が不在となった平田家は大混乱。身体の具合の悪い富子(幸之助の母/吉行和子)に代わり周造(幸之助の父/橋爪功)が掃除、洗濯、食事の準備と慣れない家事に挑戦するがそんなこと続くわけがない。家族揃って史枝の存在のありがたみをつくづく実感するのだが、史枝が戻ってくる気配は一向にない。家族会議が緊急召集されるが、平田家は崩壊してしまうのか!?

©2018「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」製作委員会