窪田正孝「もっと本音をさらけ出していきたい」映画『犬猿』大ヒット御礼舞台挨拶レポート

吉田恵輔監督がオリジナル脚本を手がけた最新作で、兄弟と姉妹が織り成す愛憎劇『犬猿』が2月10日より公開中。本作のヒットを受け、3月9日にテアトル新宿にて大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、主演の窪田正孝、監督の?田恵輔が登壇した。

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本作では、真面目で優しい弟・和成を窪田正孝、反対に凶暴でトラブルメーカーの兄・卓司を新井浩文が熱演。一方で、仕事はできるが容姿は醜い姉・由利亜を、お笑いコンビ「ニッチェ」の江上敬子、ルックスや愛嬌の良さで人気者だが要領が悪い妹・真子を筧美和子が演じる。

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「コンタクトが合わなくて」とメガネをかけて登場した窪田。本作の評判について「僕は皆さんより友だちが少ないほうだと思うんですけど、面白いという声をたくさんいただきまして。観たあとに泣いてしまうというか、特に姉妹の方は共感できると聞いてます」とコメント。続けて「予想がつかないほうに監督が持っていくので、逆に観る人の期待を裏切る」と本作の魅力を熱弁した。

共演した新井浩文について話が及ぶと「どこか自分の兄と似ている。タイプは違うんですけど、すごくまっすぐな人で、大人の男性。良いことも悪いことも経験して、ちゃんと選択して自分の道を突き進んでいる。かっこいい」とベタ褒めした。

自身が演じた和成役については「言ってることは正しいと思う。マジメな人ほど発散する場所が見いだせなかったり、仕事の顔と裏の顔がある。自分で自分がわからなくなるのは、正直自分もこの仕事をしていて、ちょっとわかる」と胸の内を告白。「僕は人に合わせる癖があるので。裏で『んがぁぁ!』って思っている瞬間はある。それを客観視したときに、最悪な人間になってると感じることがある」と本音を漏らしつつ、「今年30歳になるので、もっと本音をさらけ出して毒キャラにならないくらいの、ちょうどいいところで生きていきたい」と笑顔でコメントしていた。

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『犬猿』
2月10日より公開中
脚本・監督:吉田恵輔
出演:窪田正孝 新井浩文 江上敬子(ニッチェ) 筧美和子
配給:東京テアトル

【ストーリー】 印刷会社に勤める真面目な弟とは対照的に乱暴者でトラブルメーカーの兄。見た目は悪いけど頭がよく勤勉で家業の印刷所をテキパキ切り盛りするブスな姉と、要領は悪いがその容姿と人当りの良さで人気者の妹。この二組の兄弟・姉妹の関係に、あるとき変化が訪れる。それぞれの思いが交錯し、相性最悪なW犬猿ペアの抗争は次第にエスカレートしていく。

ⓒ2018『犬猿』製作委員会