深川麻衣&志田彩良の“姉妹コンビ”が登壇!映画『パンとバスと2度目のハツコイ』トークイベント レポート

乃木坂46を卒業した深川麻衣が映画初出演にして初主演を務め、三代目 J Soul Brothersの山下健二郎と共演する映画『パンとバスと2度目のハツコイ』が2月17日より公開中。このほど、本作の大ヒットを記念し、2月25日にシアタス調布にてトークイベントが行われ、主演の深川麻衣と志田彩良の“姉妹コンビ”が登壇した。

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初めに、本作の印象について、志田は「大きな事件が起きるわけでもなく、普通の日常を切り取ったシーンが多いのに、凄く余韻に浸れる素敵な映画。監督の手腕が凄い。普段は考えない日常の出来事を改めて考えさせてくれる映画」と鋭く分析。また深川は「観てくださった皆さんの感想をチェックしているのですが、皆さんの感想を見て毎回新しい発見をしています。この映画は言葉や登場人物の“間”など、観ている人にすべて委ねているような映画。こんなに観ている人に自由な考え方を与えてくれる映画は中々ないと思います」と本作の盛り上がりを肌で感じながら、作品の魅力を伝えてくれた。

また、今回2人が姉妹役を演じるに当たって意識したことについて聞かれると、志田は「姉妹の距離感は掴むのが難しくて大変でした。二胡にとってふみは、ただのお姉ちゃんではないということ。憧れの気持ちや心配な気持ちなどを出せるよう意識しました」と撮影を振り返った。一方、実際に兄がいるという深川は「同性で、しかも年下の妹がいる役なので、姉妹の距離感ってどんなものだろうと考えました。ふみにとっての二胡は本当に可愛い妹。だけど二胡が後ろからふみを見つめるシーンは、ふみの危うさなど、お姉ちゃんを心配している様子がわかる、非常に良い距離感を持った姉妹だと思いました」と述懐した。

劇中に登場する「異性の友だちはどっちかがどっちか好きなんだよ」という印象的な台詞について、志田は「私は必ずしもそう思わないです。男女の友情はあると思っているのですが、友達には『絶対ない!』って良く言われます」と答えるも、「でも、ふみとたもつのシーンを見て、そういう考えもあるなと共感してしまいました」と監督の演出に影響を受けた一面も。一方、深川も「絶対(男女の友情は)あるよ!」と自信満々に肯定。また、印象に残るシーンとして、妹二胡が姉ふみの絵を描くシーンを「ふみにとっては羨ましいと思っていたと思う。自分が諦めた絵を二胡が描き続ける姿を尊敬している」と深川がコメントすると、志田は「二胡にとっては、絵を描くのは日常の一つであり、お姉ちゃんと繋がるために描いていたんだと思う」と説明した。

さらに、お客さんからの質問コーナーも設け、「恋愛・孤独・人間関係など、考えさせられたことは?」という質問が飛び出し、深川は「『付き合ったり結婚したりしないから一緒にいられるのかな』という台詞があるんですけど、今まで一緒にいるために付き合ったり結婚したりするのにと考えていたので、なんか価値観をひっくり返されたような感じです」と本作から受けた影響が多々あったことを告白した。最後に「もう一回やり直したいシーンは?」という質問には、志田が「お姉ちゃんとふざけ合うシーンは楽しかったからもう一回やり直したい」と妹らしい可愛いらしい回答をしたところ、深川も思わず「胸キュン!!」と、まるで本物の姉妹のような仲の良さが伝わるやり取りでトークイベントを締めくくった。

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『パンとバスと2度目のハツコイ』
2月17日(土)より公開中
監督・脚本:今泉力哉
出演:深川麻衣 山下健二郎(三代目 J Soul Brothers) 伊藤沙莉 志田彩良 安倍萌生 勇翔 音月桂
配給:「パンとバスと2度目のハツコイ」製作委員会

©2017映画「パンとバスと2度目のハツコイ」製作委員会