デヴィッド・ボウイの名曲が世界を彩る!『ワンダーストラック』予告編&トッド・ヘインズ監督が20年ぶりに来日決定!

『エデンより彼方に』や『キャロル』のトッド・ヘインズ監督最新作『ワンダーストラック』が4月6日より全国ロードショーとなる。このほど、本作の予告編がお披露目。さらに本作の公開を記念し、トッド・ヘインズ監督が20年ぶりに来日することが決定した。

トッド・ヘインズ①

『ヒューゴの不思議な発明』の原作者であるブライアン・セルズニックの同名ベストセラー小説を映画化した本作は、1977年のミネソタに住む、母親を亡くした少年ベンと、1927年のニュージャージーに住む、聴覚障害の少女ローズを主人公に、見失ってしまった大切なものを探しに旅に出るという2人の物語が交互に語られていく。物語は、ベンのパートは“カラーで音あり”、ローズのパートは“モノクロでサイレント”で描き分けられている。

少年ベンを演じるのは、『ピートと秘密の友達』のオークス・フェグリー。少女ローズ役には、自身も聴覚障害を持ち、今回映画初出演となるミリセント・シモンズが大抜擢された。そして、二人をつなぐ重要な役どころとなる人物を演じるのは、『SAFE』、『エデンより彼方に』、『アイム・ノット・ゼア』に続き、ヘインズ監督と4度目のタッグとなるオスカー女優のジュリアン・ムーア。少年ベンの母親役には、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたミシェル・ウィリアムズが扮している。

予告編では、落雷で聴力を失ったベンと母を知らない聴覚障害のローズの物語がファンタジックに語られている。ニューヨークへ向かう2人を結びつける鍵となるのは、映画『ナイトミュージアム』でお馴染みのアメリカ自然史博物館とクィーンズ美術館。大自然のジオラマや、数千年前の隕石、博物館の始まり「驚きの飾り棚」、ニューヨーク市の巨大パノラマなど、特別に撮影が許可された貴重なシーンが垣間見える。また生前ヘインズ監督と交流のあったデヴィッド・ボウイの名曲「スペース・オディティ」がよりドラマチックに予告を彩る。そして予告編中盤に流れるのは、ボウイ本人が大絶賛したラングレー・スクール・ミュージック・プロジェクト(70年代、カナダの小学生によって録音された音楽プロジェクト)のカバー版。2つの「スペース・オディティ」が2人の運命を手繰り寄せる。

さらに本作の日本公開を記念し、トッド・ヘインズ監督が3月に来日することが決定した。『ベルベット・ゴールドマイン』(1998年12月日本公開)以来、約20年ぶりの来日。前作『キャロル』が日本でもヒットを果たしたヘインズ監督だが、日本でも人気の高い彼が本作の何を語るのか見どころとなっている。

『ワンダーストラック』
4月16日(金)、角川シネマ有楽町、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国ロードショー
監督:トッド・ヘインズ
脚本・原作:ブライアン・セルズニック
出演:オークス・フェグリー ジュリアン・ムーア ミシェル・ウィリアムズ ミリセント・シモンズ
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 1977年、ミネソタ。母親を交通事故で失った少年ベン。父親とは一度も会ったことがなく、なぜか母は父のことを語ろうとはしなかった。ある嵐の夜、母の遺品の中から父の手掛かりを見つけたベンは、落雷にあって耳が聞こえなくなりながらも、父を探すためひとりニューヨークへと向かう。1927年、ニュージャージー。生まれた時から耳が聞こえない少女ローズは、母親のいない家庭で厳格な父親に育てられる。憧れの女優リリアンの記事を集めることで寂しさを癒していたローズは、リリアンに会うためひとりニューヨークへと旅立つ。新たな一歩を踏み出した二人は、謎の絆に引き寄せられていく。そして、大停電の夜、何かが起ころうとしていた―。

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