人の恋愛を覗き見ているような体感と、ヒリヒリするような共感のリアルさが話題沸騰となったドラマ『伊藤くん A to E』が、岡田将生と木村文乃のW主演で映画化され、2018年1月12日より全国ロードショーとなる。本作の公開直前イベントが、1月10日に映画のロケ地である田中千代ファッションカレッジで行われ、岡田と木村が豪華和装で登場した。会場には本作のストーリーにちなみ、“痛い恋愛経験のある女たち110名”が集結、痛々しい恋愛エピソードが披露された。
新年のイベントらしく豪華和装で登場した岡田と木村。岡田は今回の衣装について「ペンキがかかったような、ちょっとモダンな感じに」、木村は「スタンダードは違う感じに攻めたんですけど、お互いモダンな感じになりました」と笑顔でコメントした。
モンスター級の痛い男を演じた岡田は、自身の役について「楽しみながら、相手が嫌がるような芝居をしたんですけど、カットがかかると皆さん嫌な顔をなさって…、その後も距離をとられて傷つきました」と、撮影現場で体験した悲しいエピソードを告白。伊藤くんに追い詰めれられていく莉桜を演じた木村は、「莉桜として、AからDの女性たちはすごくいいネタ。皆さんとてもユニークなお芝居をしてくれるので、それに応えていくのがすごく面白かったです。特に夏帆さんは可愛らしさが爆発していて、とても好きになりました」と女性キャスト陣を絶賛した後、「伊藤くんに関しては…(笑)」とイタズラっぽく笑いつつも、「本当に小憎たらしかったら隣に立つのも嫌。岡田さんだから、素敵な伊藤くんになったんだと思います」と語り、会場の岡田ファンをうなずかせていた。
イベントの途中には映画のストーリーにちなみ、事前に観客より伺った「映画に負けない“痛い恋愛”」エピソードが発表される一幕も。「彼氏だと思って付き合っていたのに、相手には遠距離恋愛の彼女がいた」という女性の話を受けて、岡田は「痛いですね…。この映画でも、佐々木希さんの演じる振り回される女に当てはまりますね」とコメント。木村は「その後の関係が気になりますね。どちらにしても映画を観てもらえれば、結果を出したほうがいいと分かります(笑)」と本作のPRも忘れなかった。
イベントの最後には、1月10日が“伊藤くんの日”として正式に記念日協会より認定されたことが発表された。このサプライズを受けた岡田は、「毎年1月は『伊藤くん』の続編を(笑)」と次回作に意欲を見せ、集まったファンを沸かせていた。
⇣本イベントの前には、岡田と木村が赤坂警察署から110番大使に任命される式典も行われた
⇣110番大使任命イベントで、リーフレットを通行人に手渡す岡田と木村
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『伊藤くん A to E』
2018年1月12日(金)より全国ロードショー
監督:廣木隆一
原作:柚木麻子「伊藤くん A to E」(幻冬舎文庫)
主題歌:androp「Joker」(image world)2018年1月10日(水)リリース
出演:岡田将生 木村文乃 佐々木希 志田未来 池田エライザ 夏帆 田口トモロヲ 中村倫也 田中圭
配給:ショウゲート
【ストーリー】 20代半ばで手掛けた大ヒットTVドラマ「東京ドールハウス」で一躍有名になったものの、ある出来事がきっかけで新作を書けずにいる落ち目のアラサー脚本家・矢崎莉桜(木村文乃)。ドラマプロデューサーの田村(田中圭)からも勧められ、自身の講演会に参加した【A】~【D】の4人の女性たちの切実な恋愛相談を、再起をかけた新作脚本のネタにしようと企んでいる。そんな彼女たちを悩ませ、振り回している男の名前が偶然にもすべて“伊藤”。莉桜は心の中で「こんな男のどこがいいのか?」と毒づきながら、脚本のネタのために“もっと無様に”なるよう巧みに女たちを誘導する。そして、莉桜は彼女たちの取材を重ねるうちに、【A】~【D】の女たちが語る“痛い男”=“伊藤”が同一人物ではないかと考えはじめる。そんなある日、莉桜が講師を務めるシナリオスクールの生徒のひとりで、容姿端麗、自意識過剰、口先ばかりでこれまで1度も脚本を書き上げたことのない、28歳フリーターの“伊藤誠二郎”(岡田将生)が、4人の女【A】〜【D】たちを題材にしたドラマの企画を持ち込んできたと、田村に聞かされる。なんと、これまで4人の女たちを振り回してきた“痛男”の正体は、莉桜が最も見下していた自分の生徒、“伊藤”だったのだ。しかも莉桜が再起をかけて取り組んできた渾身のネタを彼に奪われるかもしれない…。さらにそこには、莉桜のネタにはない5人目【E】の女が存在し…。二重の衝撃の事実にショックを受ける莉桜だが、実は“伊藤”の中では莉桜が5人目【E】の女になっていた。“伊藤”の狙いは一体何なのか、莉桜は徐々に追い詰められていく。
©「伊藤くん A to E」製作委員会