門脇麦×竹中直人が“失踪者”の人生を辿る『ゴースト・オブ・ウエノ』8月公開決定

日本・中国・韓国合作によるヒューマン・ミステリー映画『ゴースト・オブ・ウエノ』が、8月8日(土)より公開されることが決定。あわせてメインビジュアル、予告編、場面写真9点が一挙解禁された。

本作の舞台は東京・上野。かつて多くのホームレスがテント村を形成していた上野公園を背景に、“失踪”というテーマを通して、人と人とのつながり、生きることの孤独を描き出す。

主人公は、生活困窮者を支援するNPOで働くソーシャルワーカー・サツキ(門脇麦)。ある日、上野公園の青テントで、“ゴージョー”と呼ばれていた身元不明のホームレス男性の遺した日記を見つける。妻を亡くし、自らも公園で暮らすトシ(竹中直人)とともに、サツキはゴージョーの足跡を辿る旅へと踏み出す。

しかし、彼についてわかっているのは「バナナジュースが好きだった」というわずかな情報だけ。日記を手がかりにホームレス仲間たちを訪ね歩くうちに、「フランスの貴婦人に会いに行くと言っていた」「昔は川の近くに住んでいた」「娘がいたらしい」など、断片的な証言が浮かび上がる。

やがてサツキは、幼い頃に突然家を出ていった自身の父親の記憶と向き合うことに。もしかすると“ゴージョー”は、自分の父なのではないか――。一冊の日記から始まった探索は、やがて彼女自身の人生を揺るがしていく。

監督を務めるのは、中国出身で幼少期を日本で過ごしたワン・チイ。短編『CAOCHANG』で第62回ベルリン国際映画祭ジェネレーションKプラス部門に選出され、『THE BARGAIN』では第26回釜山国際映画祭スペシャルメンション賞を受賞するなど、国際的に注目を集める新鋭監督だ。さらに、『スモーク』のウェイン・ワン監督が共同脚本として参加している点も見逃せない。

主演の門脇麦は、失踪者を“探す側”の孤独と葛藤を繊細に表現。竹中直人は、亡き妻の生まれ変わりを信じながら公園で暮らす男・トシを、ユーモラスさと哀愁を滲ませながら演じている。

予告編では、「何でお父さんが家出したのかは分からないし、考えても考えても謎は深まるばかりですね」というサツキの言葉とともに、“失踪”という行為の裏にある感情や記憶が映し出される。都市の片隅で生きる人々の姿を通して、“誰かが突然いなくなる”ことの意味を問いかける作品となりそうだ。

▼予告編

■作品情報
『ゴースト・オブ・ウエノ』
8月8日(土)渋谷ユーロスペースほか公開
出演:門脇麦、竹中直人 ほか
監督:ワン・チイ
脚本:リ・ヤン、ワン・チイ、ウェイン・ワン
音楽:松本淳一
配給:NAKACHIKA

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