「母が嫌いだった。それでも今は寂しい。」北村匠海×宮沢りえが紡ぐ20年の記憶『しびれ』ポスター&特報解禁

内山拓也監督の最新作『しびれ』(英題『NUMB』)より、ポスタービジュアルと特報映像が解禁された。『佐々木、イン、マイマイン』『若き見知らぬ者たち』で若者のリアルな青春を描き続けてきた内山監督が、自身の故郷・新潟を舞台に、居場所とアイデンティティを模索する少年の20年を自伝的に描く渾身の一作だ。

解禁されたポスタービジュアルには、主人公・大地(北村匠海)と母・亜樹(宮沢りえ)が、新潟の海岸で寄り添いながらまっすぐ前を見つめる姿が切り取られている。静かな海辺に佇む二人の姿は、刹那的な幸福と、その裏に潜む複雑な感情を象徴する印象的なビジュアルとなっている。

あわせて公開された特報映像は、一切セリフを排した構成。車を走らせる大地の現在から始まり、幼少期の記憶の断片が交錯していく。夜の仕事へ向かう母の支度を手伝う幼い自分、荒れる日本海、母不在の中を生き延びる日々――断片的な映像が重なり、大地の20年間の軌跡と、言葉にならない感情が浮かび上がる。観る者の想像力を強く喚起する、詩的かつエモーショナルな仕上がりとなっている。

追加キャストの発表も行われた。亜樹の恋人役に奥野瑛太、大地と母の生活に関わる建設会社の社長役に赤堀雅秋が出演。既報の北村匠海、宮沢りえ、永瀬正敏らに加え、物語にさらなる厚みをもたらす顔ぶれが揃った。あわせて新たな場面スチールも解禁され、作品の世界観がより鮮明に提示されている。

本作は第26回東京フィルメックスで日本作品唯一のコンペティション部門に選出され審査員特別賞を受賞、さらにベルリン国際映画祭パノラマ部門にも正式出品されるなど、国内外で高い評価を獲得。静謐な映像と繊細な人物描写で、“観る者の心に長く余韻を残す作品”として注目を集めている。

▼特報

■作品情報
タイトル:『しびれ』(英題:NUMB)
監督・原案・脚本:内山拓也
出演:北村匠海、宮沢りえ、永瀬正敏
榎本司、加藤庵次、穐本陽月、奥野瑛太、赤堀雅秋、赤間麻里子 ほか
配給:NAKACHIKA
公開日:9月25日(金)TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国公開

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