映画『ストレンジ・ハーベスト インランド・エンパイアの怪事件』が、7月17日(金)より全国公開される。本作は、『グレイヴ・エンカウンターズ』で知られるスチュアート・オルティス監督が手がける最新作で、トゥルークライム・ドキュメンタリーの形式を取り入れたモキュメンタリー・ホラーだ。

物語の舞台は、カリフォルニア州インランド・エンパイアの一角、サンバーナーディーノ。2010年、警察に一本の通報が入る。友人と連絡が取れないという不審な知らせを受け、邸宅に踏み込んだ保安官が目にしたのは、幼い娘を含む一家3人が血を抜かれた状態で殺害されるという惨劇だった。さらに天井には、三角形のような謎のシンボルが描かれていた。
事件を担当する刑事ジョセフ・カービーは、この異様な犯行に既視感を覚える。それは1993年から95年にかけて発生し、未解決のまま迷宮入りした連続殺人事件と酷似していたからだ。儀式的な手口、そして犯人が「ミスター・シャイニー」と名乗り警察へ送りつけた手紙に記されていた同一のシンボル――。15年前の悪夢が再び現実に蘇ったのか、それとも新たな狂気なのか。捜査は次第に常識の枠を超え、不可解な領域へと踏み込んでいく。
本作は、関係者の証言や記録映像を織り交ぜながら構成され、観客に“実在する事件を追っているかのような錯覚”を与えるのが特徴だ。現実と虚構の境界が曖昧になっていく中で、恐怖はじわじわと増幅。映画評論サイトRotten Tomatoesで92%という高評価を獲得するなど、そのリアリティと不穏な世界観が高く評価されている。
解禁された特報映像では、拘束された一家の不気味な姿や連続する残虐なカットが断片的に映し出され、観る者の不安を煽る。さらに、現場に残された謎のシンボルが意味するものとは何なのか――「あなたは、その“正体”を目撃する――。」というコピーが示す通り、事件の核心には想像を超える“何か”が潜んでいることを予感させる。
現実の事件を思わせる緻密な構成と、コズミック・ホラーの気配を内包した本作は、単なるスリラーを超えた新たな恐怖体験を提示する一本となりそうだ。
▼特報


■作品情報
タイトル:『ストレンジ・ハーベスト インランド・エンパイアの怪事件』
公開:7月17日(金)全国ロードショー
監督・脚本・製作・編集:スチュアート・オルティス
出演:ピーター・ジッゾ、テリー・アップル
製作年:2024年
製作国:アメリカ
上映時間:93分
映倫区分:PG12
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
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