オカルト、都市伝説、そして人間の内面に潜む恐怖――あらゆるジャンルを横断する怪奇譚を描いた映画『怪奇タクシー 布告を知らぬ者達に』が、2026年7月24日より全国公開される。本作は、妖怪漫画家・森野達弥によるカルト的人気作を実写化したもので、広島国際映画祭2025や京まちなか映画祭2026などで上映され、オカルト映画ファンの間で注目を集めてきた作品だ。

物語は、正体不明の異形のタクシー運転手・怪木焚朗が案内人となり、現実と異界の狭間へと観る者を誘う構成。幻想と現実が入り混じる世界観の中で、人々は不可解な出来事や狂気に翻弄されていく。
本作は3つのエピソードで構成されている。ひとつ目は、不可解な事故が頻発するカーブを取材するテレビクルーが恐怖に巻き込まれる「カーブの人喰い自動車」。若者の間で囁かれる怪奇現象の真相に迫る中で、次第に現実の境界が崩れていく。
ふたつ目は、違法駐車が引き起こした悲劇を背景に、人間の業と狂気が浮き彫りになる「違法駐車評論家」。過去のトラウマを抱えた女性が講演の場で体験する出来事を通して、日常に潜む恐怖がじわじわと広がっていく。
そして三つ目は、秘密を抱えた男が参加したバスツアーで次々と異変に見舞われる「ミステリー・ツアー」。謎のバスガイドの存在や、逃げ場のない状況の中で明らかになる真実が、観る者を戦慄へと導く。
これら3つの物語は独立しながらも、“怪奇タクシー”という存在によって緩やかにつながり、ジャンルの枠を超えた独自のホラー体験を生み出している。オカルト的な恐怖だけでなく、人間の内面に潜む不気味さや狂気が色濃く描かれている点も本作の大きな魅力だ。
出演は岡田結実、木戸大聖、上村侑、平山大、的場浩司、中山エミリ、杉浦太陽、千原せいじ、永山竜弥ら多彩なキャストが集結。監督・脚本は、特撮やアニメ、デザイン分野で長年活躍してきた岡本英郎が務め、原作の世界観をさらに拡張した多層的なホラーへと昇華させている。
▼予告編
■作品情報
タイトル:『怪奇タクシー 布告を知らぬ者達に』
公開日:2026年7月24日
上映劇場:ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
出演:岡田結実、木戸大聖、上村侑、平山大、的場浩司、中山エミリ、杉浦太陽、千原せいじ、永山竜弥 ほか
原作:森野達弥「怪奇タクシー」(一迅社REXコミックス刊)
監督・脚本:岡本英郎
製作:有限会社TALOS、株式会社フォーブル
配給:エムエフピクチャーズ株式会社
製作年/時間:2025年/110分
製作国:日本
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