第76回ベルリン国際映画祭にて国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞を受賞した話題作『チルド』が、2026年7月17日に全国公開されることが決定。このたび、特報映像と場面写真が一挙解禁され、あわせて追加キャストも発表された。

本作は、映画レーベル「NOTHING NEW」による初の実写長編作品。監督はCMディレクターとしても活躍し、短編『VOID』で国際的評価を受けた岩崎裕介。本作で長編デビューを果たしながら、ベルリンでの快挙を成し遂げた。
解禁された特報映像では、主人公・堺(染谷将太)が働くコンビニ「AnyMart」での何気ない日常が描かれる。しかしその風景はどこか冷たく、違和感に満ちている。従業員たちの不安げな表情、不気味な音楽、そして徐々に滲み出す異様な空気——。見慣れたはずの空間が、観る者をじわじわと追い詰めていくような映像となっており、物語の行く末への不安と期待を強く煽る仕上がりだ。
同時に公開された場面写真でも、コンビニという閉鎖的な空間の中で揺らぐ人間関係や緊張感が切り取られており、“日常の崩壊”というテーマがより鮮明に浮かび上がる。
主演には『ヒミズ』『寄生獣』などで知られる染谷将太。共演に唐田えりか、西村まさ彦という実力派が集結する。さらに今回、新キャストとしてお笑いコンビ・令和ロマンのくるまの出演が発表された。コンビニで働く室田役を演じ、本作がホラー映画初出演となる。くるまは出演について、「今回は“室田”という奴になりました。今まで“室田”になったことがなかったので、まさか自分が“室田”になれる人生だとは思ってもみませんでした」とユーモアたっぷりにコメント。さらに「大好きなコンビニが舞台ということで、かなりご機嫌に“室田”ができた」と語りつつ、現場での監督の様子にも触れ、独特の視点で作品の魅力を伝えている。
物語の舞台は、東京の片隅にあるコンビニ〈エニーマート倉冨町7丁目店〉。副店長・堺は、学生時代から働き続け、気づけば人生の大半をこの場所で過ごしてきた。変わらない日常、繰り返される作業。しかし、新人アルバイト・小河(唐田えりか)の登場をきっかけに、店の均衡は徐々に崩れていく。やがてその歪みは、コンビニという小さな社会を侵食し、外の世界までも巻き込む異常事態へと発展していく——。
“個人と集団の間の駆け引き”をテーマに、現代日本社会の歪みを鋭く描いた本作。88分間にわたる“コンビニエンス・ホラー体験”に注目が集まる。
▼特報










■作品情報
タイトル:『チルド』(英題:AnyMart)
公開日:2026年7月17日(金)全国公開
上映時間:88分
出演:
染谷将太
唐田えりか
西村まさ彦
くるま(令和ロマン)
長島竜也
監督・脚本:岩崎裕介
プロデューサー:林健太郎、下條友里、井上淳
企画・プロデュース:NOTHING NEW
制作プロダクション:東北新社
配給:NOTHING NEW
公開劇場:テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル梅田ほか
©︎『チルド』製作委員会(NOTHING NEW・東北新社)

