唐田えりかは「ストレートにエネルギーとしてドーン!と来る」主演・奥野瑛太が初共演でドギマギ!?

『グッバイ・クルエル・ワールド』の奥野瑛太主演、『寝ても覚めても』の唐田えりかがヒロイン役を演じるハートフルな人間ドラマ『死体の人』が、3月17日より公開される。このほど、2月27日に渋谷シネクイントにて完成披露上映会が行われ、キャストの奥野瑛太、唐田えりか、そして監督の草苅勲が登壇した。

▼本イベントのYouTube版レポートはコチラ

脚本を読んだ際の物語や役柄の印象を聞かれた奥野は、「草苅監督とお会いする前に台本を読ませていただいたんですけど、まだ会ったことがない監督の顔が終始透けて見えた。多分、優しくてユーモアがあって、温かい視点がある人」と、監督について想像していたという。「僕にお願いして頂いた“死体の人”は草苅監督のことだと最初から思ってたので、監督の前で監督役をやるのが嫌だな」と、当時の胸の内を苦笑いで明かした。

同じ質問に唐田は、自身が演じる加奈役について「すごく真っ直ぐで、ピュアで強い子」と考察。そこで、「一番自分が感じた部分を大事にしながら演じていけたら」と撮影時の思いを語った。

本作が初共演となった奥野と唐田。お互いの印象について聞かれた奥野は、「台本を見た時に、本当に唐田さんがやられるの?って思うような役柄だった。初めて現場で対峙した時も、思ったことがストレートにエネルギーとしてドーン!と来る方で、こんなに素直に素敵なエネルギーを受けるとドギマギしてしまうというか。すごく楽しませていただきました」と笑顔でコメント。対して唐田は「私は本当にこの現場で奥野さんからたくさんのことを学んびました。奥野さんでもあるし、広志(役)という人物として現場に立っている。すごく尊敬ですね。役者として本当に素晴らしいなあと思いながら刺激を受けて現場にいました」と奥野の姿勢を絶賛していた。

最後の挨拶で唐田は、「クスッと笑えて、泣けて、温かい気持ちになる、優しく背中を押してくれる作品だと思いますので、明日から頑張れる力になれたら」とコメント。奥野は「暗い映画かと思ったら、全然そうでもない。死生観と向き合いながら、明るく前向きな草苅監督の感性が滲み出ている作品。軽い気持ちで観て、軽い気持ちで皆さんに広げていただけたら」と述べて、イベントを締めくくっていた。

『死体の人』
2023年3月17日(金)より、渋谷シネクイント他全国順次公開
監督:草苅勲
脚本:草苅勲 渋谷悠
出演:奥野瑛太 唐田えりか
配給:ラビットハウス 

【作品概要】 演じることにかける想いは人一倍強いものの、死体役ばかりの売れない役者の不器用な生き方を通して理想と現実の折り合いをつけることの難しさを、そして、生きることと死ぬことという普遍的なテーマを草苅監督自身の俳優経験を活かして絶妙なバランスのユーモアとペーソスで描いたハートフルな人間ドラマ。

©2022オフィスクレッシェンド