記録と虚構の狭間に踏み込む“変な間取り”が導くリミナル・ホラー『劇場版 ほんとうにあった怖い話~ゾク変な間取り~』公開決定

一般投稿から寄せられた複数の証言をもとに、ある一軒家で起きた不可解な出来事を三つの視点から描き出すオムニバス映画『劇場版 ほんとうにあった怖い話~ゾク変な間取り~』。外観はどこにでもありそうな平凡な家。しかし、一歩足を踏み入れると、家の随所に言いようのない“違和感”が滲み出していく。間取り図に残された見慣れぬ印、生臭い“土”のにおい、生活の痕跡のように染みついた残響──積み重なる異変が、やがて逃れられない一点へと観る者を導いていく。

【エピソード1:整家師】
“家を整える”専門職・整家師に密着したドキュメンタリー映像という体裁で物語は始まる。整体師として働く主人公が、過去に陰惨な事件があったとされる家の柱や床を“ほぐして”いくにつれ、カメラは想定外の記録を捉え始める。日が落ちるにつれて増幅していく不穏さが、ドキュメンタリーとフィクションの境界を曖昧にしていく。

【エピソード2:現地調査】
買い手がつかず空き家となった一軒家を訪れた不動産管理会社の社員。連絡が途絶えた新人の足取りを追う中で、襖の奥に佇む和人形、目張りされた和室、法令記号とは異なる印が描かれた間取り図など、説明のつかない異物が次々と現れる。鼻を刺す“土”のにおいと壺の存在が、現実感をじわじわと侵食していく。

【エピソード3:新婚生活】
挙式を目前に恋人を失った男が、親族に促され“最後の時間”を過ごす家。泥に汚れた布、壺、そして印の押された間取り図──本来は幸福であるはずの日常が反復されるにつれ、夢と現実の境目は歪み始める。穏やかな新婚生活の幻が、やがて逃れられない悪夢へと変貌していく。

三つのエピソードはいずれも“間取り”という具体的で身近なモチーフを軸に、記録映像、調査、日常生活という異なる形式で展開。それぞれが独立しながらも、ひとつの家に集約されることで、記録と虚構が交錯する“リミナル(境界)”な恐怖を浮かび上がらせる。観る者自身が証言者となったかのような没入感が、本作最大の特徴だ。 

■作品情報
タイトル:劇場版 ほんとうにあった怖い話~ゾク変な間取り~
公開日:2026年2月13日(金)より池袋シネマ・ロサほか全国順次公開
出演:原田フニャオ(ダンビラムーチョ)、伊藤幸司(ランジャタイ)、翠已 ほか
監督・脚本・編集:マキタカズオミ
製作:日本スカイウェイ/コピーライツファクトリー
配給:NSW
上映時間:70分
製作年:2026年/日本

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