全編ニューヨークロケで描かれるロマンティックコメディ映画『ブルックリンでZ級監督と恋に落ちた私』が、2026年2月13日より全国公開される。本作は、『ザ・ゲスイドウズ』『ザ・カース』などで国内外の映画祭を席巻してきた鬼才・宇賀那健一監督による長編最新作。これまで暴走ホラーやファンタジー作品で唯一無二の世界観を築いてきた宇賀那監督が、初めて真正面から“ラブコメ”に挑んだ意欲作だ。

物語の主人公は、仕事も恋愛も行き詰まり、ヤケになってニューヨークを訪れた日本人女性・シイナ。ボーイフレンドのレンと共に旅に出るものの、慣れない異国の地でも彼女のわがままは止まらず、ついには大喧嘩の末、スーツケースごと置き去りにされてしまう。英語も話せず、土地勘もないまま絶望のどん底に突き落とされたシイナが、ひとりバーで泥酔していると、偶然出会ったのが、ニューヨークの小さな映画制作会社で働く“売れないZ級映画監督”ジャックだった。
ちょうど新作映画の撮影中だったジャックは、主演女優に撮影前日でドタキャンされるという致命的なトラブルを抱えていた。泥酔し、人生に行き詰まったシイナを前に、ジャックの頭にふと浮かんだ“ある思いつき”が、二人の運命を大きく動かしていく。言葉も文化も価値観も違う二人が、不器用ながらも少しずつ心を通わせていく姿を、ユーモアと切なさを織り交ぜながら描き出す。
主演のシイナ役を務めるのは、三原羽衣。SNS世代を代表する存在として注目を集める彼女は、本作で北米最大級のジャンル映画祭「ファンタジア国際映画祭」にて最優秀演技賞を受賞し、女優としての新たな評価を獲得した。売れない監督ジャック役には、オーディションで抜擢されたニューヨークの俳優エステヴァン・ムニョス。さらに、シイナのボーイフレンド・レン役には、ボーイズグループOWVの中川勝就が映画初出演で挑んでいる。
加えて、『デッド・ドント・ダイ』にも出演したラリー・フェセンデンや、トロマ・エンターテイメントの創設者で“Z級映画の神様”とも称されるロイド・カウフマンが特別出演するなど、映画ファン垂涎のキャストが集結。インディーズ映画への愛と、ロマンスへの真摯なまなざしが交錯する一作となっている。
“LOVE”は国や言葉を超えて届く感情――。ニューヨークという多文化都市を舞台に、不完全な人間同士が出会い、ぶつかり合いながら惹かれていく姿を描いた本作は、これまでの宇賀那作品とは一味違う、温度のある余韻を残すロマンティックコメディとして完成した。
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■作品情報
タイトル:『ブルックリンでZ級監督と恋に落ちた私』
公開日:2026年2月13日(金)
公開館:ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、シネマート新宿ほか全国ロードショー
監督・脚本:宇賀那健一
出演:三原羽衣、エステヴァン・ムニョス、中川勝就(OWV)、ロイド・カウフマン、ラリー・フェセンデン ほか
主題歌:May J.「Darling you」
上映時間:86分
配給・宣伝:エクストリーム
©『ブルックリンでZ級監督と恋に落ちた私』製作委員会

