トップ俳優としてだけでなく、監督としてもアメリカ映画界を牽引するブラッドリー・クーパー。その最新作『これって生きてる?』(原題:IS THIS THING ON?)が 2026年春、日本公開決定。あわせて、日本版ポスタービジュアルと場面写真が解禁された。

本作は、ニューヨークでリアルに生きる“中年夫婦”の愛と葛藤を、ユーモアと痛みを抱えながら描いた大人のヒューマンドラマ。『アリー/スター誕生』『マエストロ:その音楽と愛と』に続く、クーパー監督の長編第3作となる。
二人の子どもに恵まれ、順調に見えていた夫婦・アレックスとテス。しかし、中年に差しかかった今、それぞれが置き去りにしてきた“夢”が少しずつ二人の結婚生活を揺らし始める。失意の中、アレックスはふと立ち寄ったニューヨークのコメディクラブで、偶然舞台へ上がることに。夫婦の赤裸々な関係さえ“笑い”へと変換するスタンダップコメディの舞台で、新しい生きがいを見つけていく。やがてアレックスの前には、思いがけない“人生の続き”が開けていく──。
本作はクーパー監督の友人の実話に基づき、繊細でエモーショナルな映画として昇華された作品。ウディ・アレン、ロバート・アルトマン、ジョン・カサヴェテスなどに連なる伝統的なアメリカの人間ドラマの系譜に位置づけられている。 
主人公アレックスを演じるのは、エミー賞4度ノミネートの名優ウィル・アーネット。実際の舞台に立つ「捨て身の演技」によって、リアルで生々しい人間の叫びをスクリーンに刻む。さらに、ローラ・ダーン、アンドラ・デイら実力派が極上のアンサンブルを形成する。
到着した日本版ポスターでは、かつてのようには素直に向き合えない二人が、ニューヨークの街を背景にどこか柔らかい笑顔を浮かべて並んで歩く姿が印象的。壊れかけながらも、どこかでまだ繋がっている──そんな夫婦の心情を収めた一枚となっている。場面写真では、緊張しながらコメディクラブの舞台に立つアレックス、対照的に深刻な表情で向き合うアレックスとテス、クラブの仲間たちと過ごす温かな時間と、揺れ動く夫婦の関係とアレックスの変化が端的に伝わるショットが並ぶ。“今を生きる悩める大人たちに愛する勇気を伝える”という本作のテーマが、ビジュアルからも鮮やかに浮かび上がる。



■作品情報
『これって生きてる?』(原題:IS THIS THING ON?)
監督:ブラッドリー・クーパー
脚本:ブラッドリー・クーパー、ウィル・アーネット、マーク・チャペル
出演:ウィル・アーネット、ローラ・ダーン、アンドラ・デイ ほか
北米公開:2025年12月19日
日本公開:2026年春 全国ロードショー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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