主演・長澤まさみ、共演に永瀬正敏、髙橋海人を迎え、大森立嗣監督が手がける映画『おーい、応為』が、2025年10月17日（金）より全国公開される。このたび、葛飾北斎の娘であり、もう一人の天才絵師として知られる葛飾応為の“知られざる素顔”を切り取った計9点の場面写真が一挙解禁された。

公開された場面写真には、長澤演じる応為が愛犬・さくらを大事そうに抱く姿や、飴を手に屈託のない笑みを見せる様子が収められ、飾らない人柄と魅力がにじみ出ている。一方で、寝転びながら遠くを見つめる物憂げな表情のカットからは、強い意志と信念を持ち、自分らしく生き抜いた彼女の人生観が伝わってくる。

また、善次郎（渓斎英泉／髙橋海人）と初五郎（魚屋北渓／大谷亮平）に挟まれて笑顔を見せる場面や、父・葛飾北斎（永瀬正敏）が迫力ある筆致で絵を描く横顔、画材や絵で散らかった長屋で過ごす父娘の何気ない日常も切り取られ、師弟であり親子でもある二人の関係性を感じさせる。

長澤は本作について「知れば知るほど味わい深い人物で、実際に会ってみたい、見てみたいと思いました。絵や北斎に対しては、まるで人生そのものをかけているようで、勇ましく神々しい。その全てに憧れを抱きながら演じました」とコメント。自分の心に正直に生きた応為の数奇な運命と最後に掴んだ幸せを、観客が見届けることを願った。

■映画情報
『おーい、応為』
公開日：2025年10月17日（金）
監督・脚本：大森立嗣
出演：長澤まさみ、髙橋海人、大谷亮平、篠井英介、奥野瑛太、寺島しのぶ、永瀬正敏
原作：飯島虚心『葛飾北斎伝』（岩波文庫刊）、杉浦日向子『百日紅』（筑摩書房刊）より「木瓜」「野分」
配給：東京テアトル、ヨアケ

ストーリー：
江戸時代、美人画においては北斎をも凌ぐと言われた画才を持ち、男社会を駆け抜けた葛飾応為。破天荒な父・北斎の右腕として活躍し、数少ない女性絵師として道を切り拓いた先駆者の生涯が描かれる。親譲りの豪胆さと繊細さを併せ持ちながら、自分らしく自由に生きた彼女の物語が、豪華キャストとともにスクリーンに蘇る。

©︎2025「おーい、応為」製作委員会