“親子血まみれ”の舞台裏!窪塚洋介&堤幸彦監督が登壇『THE KILLER GOLDFISH』舞台挨拶レポート

映画『THE KILLER GOLDFISH』の舞台挨拶が、7月19日(土)に下北沢のシモキタ-エキマエ-シネマ K2にて開催され、主演の窪塚洋介と監督の堤幸彦が登壇。ユーモアと熱量に満ちたトークで、会場を大いに盛り上げました。

冒頭、拍手の中で登場した窪塚は「愛流から撮影後に『お父さん堤監督の作品終わったで』って血まみれで連絡が来たんです。いや、お前も血だらけじゃん!と(笑)」と、親子そろって“血まみれ”になったエピソードを披露し、会場を爆笑の渦に巻き込みました。

今回の作品について窪塚は「初演技のキャストも多くて最初は“大丈夫かな?”と思ったけど、“堤監督だから大丈夫だろう”と“だろう運転”で参加しました(笑)」とコメント。堤監督が「台本読んできてました?」と茶々を入れると、「いやいや、案外長ゼリフでしたよ!ちゃんと読んでます!」と軽妙なやりとりを展開し、長年の信頼関係がにじみ出る掛け合いに観客からは拍手と笑いが起きました。

撮影現場について窪塚は「演技経験の少ない方たちとの現場は怖いもの見たさもあったけど、それが新鮮で楽しかった」と振り返り、堤監督は「今回はほぼオンラインオーディションでキャストを選びました。そこに窪塚さんや佐藤二朗さんが加わることで“満漢全席”のような作品になりました」とキャスティングの狙いを語りました。

さらに、窪塚が作品を観た感想を問われると「狂ってるなと思いました(笑)。でも各国で“クレイジー”って言われてると聞いて“やっぱりな”と。堤監督らしさが研ぎ澄まされて、ブッ刺さった感じ」と語り、プロデューサーの森谷からは「今後、メキシコやオランダを含む3つの海外映画祭への出品が決まっている」とのうれしい報告も。

最後に窪塚は「この放たれた矢がどこまで飛んでいくのか期待しかありません。世界中に“クレジェスト”の嵐を巻き起こしてほしい」とメッセージ。堤監督も「こんなに純粋な気持ちで映画を作ったのは初めて。SUPER SAPIENSSという大きな流れの始まりとして、ぜひ多くの人に広めてほしい」と語り、感動のうちに舞台挨拶は幕を閉じました。

現在、本作は英語字幕版での上映も行われており、英語でのトークショーも開催中。上映3か月を迎え、20回以上鑑賞するリピーターも現れるなど、熱狂的な支持を集めています。

■作品情報
タイトル:THE KILLER GOLDFISH
公開:シモキタ-エキマエ-シネマ K2にて絶賛上映中
出演:岡エリカ、髙橋佳成、池浪玄八、伊藤さゆり、菊千代、伊藤陽佑、渡邉泰良、藤嶋花音、花柳のぞみ、比佐仁、児玉純一、窪塚愛流、瀬戸琴楓、春本ヒロ、前田隆成、川久保拓司、吉岡睦雄、伊藤慶徳、つじかりん、梶裕貴(声の出演)、窪塚洋介、佐藤二朗
監督:ユキヒコツツミ
脚本:萱野孝幸
原作:SUPER SAPIENSS
主題歌:Alisa「Hourglass」
プロデューサー:森谷雄
配給:SUPER SAPIENSS

©️SUPER SAPIENSS