太平洋戦争末期、小学校を改装した精神病院を舞台に繰り広げられる奇跡の物語『ハオト』。2005年に本多劇場で上演され、観客から『カッコーの巣の上で』に匹敵すると絶賛された舞台作品が、戦後80年の節目に映画化された。
表向きは精神病院だが、実は国家機密を扱う特殊施設。そこに集められたのは、多重人格の科学者や100%予知が当たるとされる虚言癖の男、未来と交信する女性など、異才とも狂気とも言える人々。そして、元エリート海軍兵・水越(原田龍二)、看護師の真関(倉野尾成美)、伝書鳩を飛ばす藍(村山彩希)らが、戦争のただ中で希望を模索していく。
映画の予告編が解禁された。伝書鳩と共に未来へ祈りを放つ藍や、軍を離れた水越の葛藤、そして奇想天外な計画が垣間見える緊張感あふれる映像に仕上がっている。
森本・鈴木君の二役を演じた木之元亮は「一瞬、2人が自分の中で1人になった感覚があった」と語り、舞台との違いを全身で体感。倉野尾成美は「当時の人々の思いを伝えるために、表情一つひとつを意識した」とコメント。村山彩希は「藍を演じることで、戦争を知らない私たちにも伝えるべきメッセージがあると感じた」と語る。そして三浦浩一は「戦争が人間を狂わせる。外と中、どちらが狂っているのかを問う作品」と力を込めた。
▼予告編
■映画情報
タイトル:ハオト
公開日:2025年8月8日(金)〜 池袋シネマ・ロサほか全国順次公開
出演:原田龍二、長谷川朝晴、木之元亮、倉野尾成美(AKB48)、村山彩希、三浦浩一、片岡鶴太郎(特別出演)、高島礼子 ほか
監督・脚本・プロデューサー:丈
配給:渋谷プロダクション
製作:JOE Company
上映時間:117分
© JOE Company