2023年カンヌ国際映画祭批評家週間オープニング作品であり、「6歳のスターの繊細な演技に驚愕」(VARIETY)と少女の名演に世界が泣いた話題のフランス映画「Àma Gloria(原題)」が、邦題『クレオの夏休み』として、7月12日より公開されることが決定した。併せて、特報映像とポスタービジュアルが披露された。
本作は、6歳の少女とナニー(乳母)の血のつながりを超えた深い愛の絆を、少女の目線で瑞々しくまっすぐに見つめた感動作。
父親とパリで暮らす6歳のクレオは、いつもそばにいてくれるナニー(乳母)のグロリアが世界中の誰よりも大好き。しかしある日、グロリアは遠く離れた故郷へ帰ることに。突然の別れに戸惑うクレオを、グロリアは自身の子供たちと住むアフリカの家へ招待する。そして夏休み、クレオは再会できる喜びを胸に、ひとり海を渡り彼女のもとへ旅立つ…。
主人公クレオを演じたのは、撮影当時5歳半だったルイーズ・モーロワ=パンザニ。公園で遊んでいたところを偶然見出された演技未経験者にも関わらず、豊かな感情表現と存在感で世界中から絶賛を集めた。監督は、前作『Party Girl(原題)』(共同監督)でカンヌ国際映画祭のカメラドール(新人監督賞)を受賞し、本作が長編単独監督デビューとなる新鋭マリー・アマシュケリ。愛にあふれた物語の中に、移民の女性がナニーとしてフランスの少女を育てるという、現在の欧州にみられる経済格差の構図も潜ませた。幼い頃にナニーの女性に育てられた監督の実体験を、彼女への感謝の気持ちを込めて物語にしようと思い立ったことが本作の始まりだという。
特報映像では、グロリアの故郷で夏休みを過ごすクレオが、初めての冒険を父親に報告しようと嬉しそうに手紙を書いている、夏の爽やかさに溢れたワンシーンが切り取られた。クレオの無邪気で愛くるしさ満載の場面に、思わず見ているこちらまで笑みがこぼれるような心温まる映像となっている。
ポスタービジュアルは、満面の笑みを浮かべるクレオと、彼女を慈しむように見つめ抱きしめるグロリアの親密な姿を捉えた、2人の深い愛情が伝わってくる多幸感に満ちたビジュアルに仕上がっている。「大好きなあなたに あいにいく」という、グロリアと一緒にいたいと切に願い旅に出るクレオの健気な心に寄り添ったキャッチコピーが添えられた。
先月開催された横浜フランス映画祭2024にて『Àma Gloria(原題)』として出品され、マリー・アマシュケリ監督と主演のルイーズ・モーロワ=パンザニ、プロデューサーのベネディクト・クーヴルールが来日。オープニングイベントではルイーズ・モーロワ=パンザニは役所広司(同映画祭特別アンバサダーとして登壇)と並んでフォトセッション、その愛くるしさが大きな話題になった。
上映は満席となり、エンドロールでは、頬をつたう感動の涙が場内に溢れた。3名揃って登場した舞台挨拶やサイン会も温かな拍手と歓声に包まれ、SNSでも「思わず泣いてしまった」「とにかく愛おしい」「大好きな映画!」と涙と愛に満ちた絶賛の口コミが多数投稿され、いち早く本作を鑑賞した日本の映画ファンたちに大好評で迎えられた。
©️unifrance
『クレオの夏休み』
2024年7月12日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国公開
監督:マリー・アマシュケリ
出演:ルイーズ・モーロワ=パンザニ イルサ・モレノ・ゼーゴ
配給:トランスフォーマー
【ストーリー】 父親とパリで暮らす6歳のクレオは、いつもそばにいてくれるナニー(乳母)のグロリアが世界中の誰よりも大好き。お互いに本当の母娘のように想いあっていた2人だったが、ある日、グロリアは遠く離れた故郷へ帰ることに。突然の別れに戸惑うクレオを、グロリアは自身の子供たちと住むアフリカの家へ招待する。そして夏休み、クレオは再会できる喜びを胸に、ひとり海を渡り彼女のもとへ旅立つ…。
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