人間に“擬態”して生きる寄生生物が韓国に襲来していたら…「寄生獣 -ザ・グレイ-」ティザー予告編

日本発の不朽の名作漫画である岩明均の『寄生獣』をベースに、『新感染 ファイナル・エクスプレス』のヨン・サンホ監督が韓国を舞台に描く「寄生獣 -ザ・グレイ-」が、4月5日よりNetflixにて独占配信される。このほど、ティザー予告編とティザービジュアルが披露された。

人間に“擬態”して人間のように振る舞い生きる寄生生物=パラサイト。もしそれが韓国に襲来していたら…そんな監督の発想から出発した本作。人間を宿主にして勢力拡大を目論み、人知れず人類乗っ取り計画を進めるパラサイト。天涯孤独の主人公チョン・スインの元にもその魔の手が忍び寄る。

チョン・スイン(チョン・ソニ)は、母親に捨てられ、父親からは日常的に暴力を振るわれる悲痛な幼少期を過ごしていた。天涯孤独に生きる道を選んだ彼女は“自分は誰からも愛されない人間なんだ”と悩みながらも、生きていくために真面目に働いていた。しかし、そんな彼女をさらなる悲劇が見舞う。ある事件に巻き込まれ瀕死状態となった身体をパラサイト<ハイジ>に乗っ取られてしまったのだ。しかしハイジは宿主であるスインの身体を治すために力を使ったことで、脳の乗っ取りに失敗、スインとハイジは予想もしなった奇妙な共存関係に陥ることになる。

ティザービジュアルには、ハイジと共存することになったスインの強烈なビジュアルが描かれており、正常な人間である左の顔とは対照的に、右の顔から触手が伸びており、人間でもパラサイトでもない彼女の実体を表している。そして皮肉なことに、この奇妙な出会いによりスインの孤独だった世界が少しずつ変化していく。

ティザー予告編には、「生きるためには人の体に寄生するしかない」というセリフとともにパラサイトが次々と人間の身体を乗っ取り、周囲の人を襲っていく緊張感漂う映像が映し出される。“種”の勢力を拡大するという明確な目的を持つ彼らの鉄の掟は“人間に成りすまし、人間のように考えて行動し紛れること”。しかし、無差別的な攻撃は段々とエスカレートしていき、行方不明の妹を探していた男ソル・ガンウ(ク・ギョファン)に姿を目撃されたりとその正体は少しずつ明るみに出て行くことに。さらに、パラサイトの攻撃を阻止するべく構成された特殊部隊ザ・グレイでは、チーム長のチェ・ジュンギョン(イ・ジョンヒョン)を筆頭に、精鋭の兵士たちが彼らを追い詰め一掃する様子も描かれ、人間とパラサイトの果てしない戦いの始まりを物語っている。

Netflixシリーズ「寄生獣 -ザ・グレイ-」
2024年4月5日(金)より独占配信開始
監督:ヨン・サンホ
原作:岩明均「寄生獣」
脚本:ヨン・サンホ,リュ・ヨンジェ
出演:チョン・ソニ ク・ギョファン イ・ジョンヒョン クォン・ヘヒョ キム・イングォン

© 岩明均/講談社