離ればなれになった少女を17年間待ち続けた一匹の保護犬の感動の実話『石岡タロー』3月公開!

一匹の保護犬タロー(犬種はミックス)が、17年という長い年月の間、石岡駅に飼い主を探すために通い続けた姿や、タローの世話をする石岡小学校の子供や大人たちとの交流をやさしい眼差しで描いた、実話を元にした感動の物語『石岡タロー』が、3月29日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルが披露された。

物語は、昭和39年、茨城県石岡市の東小学校に保護された一匹の犬。「タロー」と名付けれたその犬は、ある日から石岡駅までの2キロの道のりを往復するようになります。駅通いは17年も続いたが、タローが駅で誰を待っていたのかは誰も知らなかった…。一匹の保護犬の45年にわたる感動の実話。

タイトルにある“石岡”とは、茨城県石岡市に実在する石岡駅、そして“タロー”とは、その石岡駅に17年間も通い続けていた、実在した保護犬の名前である。現在、“石岡のハチ公”として、茨城県の石岡駅の前には“タロー”の石像が建てられるほど、石岡市に住む人にとっては、最も有名な保護犬と言っても過言ではない。

脚本・監督を手掛けるのは、『おるすばん』など短編映画を多数制作し、本作が長編デビュー作となる石坂アツシ。その優しい眼差しと、台詞に頼ることなく、映像の力で、人と犬とのドラマを魅せる演出が冴え渡る。

舞台となる石岡市の東小学校の心優しい校長役に山口良一、タローが待っていたヒロイン恭子役に渡辺美奈代、その恭子の子供時代を「ばからもん」の寺田藍月が熱演する。

▼キャスト コメント

■山口良一
実は私は、ほぼペットというものを飼ったことがありません。中学生の頃、うちに猫がいましたが、それくらいでしょうか。今も何も飼っていません。が、最近、犬や猫の動画をよく見ています。飼えないんですが、だからこそ動画で楽しんでるのでしょうか。タローの事も、ペットを飼ってる人の目線というより、自分がタローになった気持ちです。できればタローを演じてみたかったくらいです。年齢もあり、これから犬を飼うことはないと思いますが、タローの思いはずっと抱いていたいと思います。

■渡辺美奈代
2021年に撮影が終わってから公開を楽しみにしていました。17年間駅に通い続けたタローの一途な姿と石岡の皆さんの温かさに心を打たれるとても感動的な物語です。たくさんの方に観て頂けたら嬉しいです。
 

■寺田藍月
みんなに石岡タローをみてもらえるのがたのしみです!かわいい子犬となかよしなところをみてね!

『石岡タロー』
2024年3月29日(金)より、池袋シネマ・ロサにてロードショー 以後全国順次公開
監督・脚本:石坂アツシ
出演:山口良一 渡辺美奈代 松木里菜 寺田藍月 山東文発 青木日菜 まいど豊 グレート義太夫 菊池均也 チャッピー チャビ ダイ
配給:CHIPANGU/エレファントハウス/ワン・ポイント・シックス

【ストーリー】 昭和39年、茨城県石岡市の東小学校に保護された一匹の犬。「タロー」と名付けられたその犬は、誰に教わる事なく、朝は校門で児童を出迎え、昼は一年生の教室を順番に回っていた。そんな賢い行動ですっかり学校の人気者になったタローだが、ある日から石岡駅までの2キロの道のりを往復する日課を始めるようになる。歩道橋を渡り、国道を歩き、踏切を渡り、石岡駅の待合室に入って座る。じっと改札口を見つめ、しばらくすると駅を離れて再び小学校に戻る。そんな行動を朝と夕方の1日2回、毎日続けた。タローは石岡駅周辺でも顔なじみとなり、待合室でも駅前の商店街でも多くの人にかわいがられた。タローの駅通いは17年も続いたが、タローが駅で誰を待っていたのかは誰も知ることがなかった。

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