中島セナ「ゆれ動き、危うさを抱きながら道を探す姿が、美しい有田焼と共にどう届くのか楽しみ」『あこがれの色彩』5月公開!

主演・中島セナ、監督・小島淳二による長編映画『あこがれの色彩』が、5月10日より公開されることが決定した。併せて、特報映像とポスタービジュアルが披露された。

日本の伝統工芸である有田焼の街に生まれた14歳の少女・結衣。折り合いがつかない家族のことや器用に立ち回る大人の都合に葛藤しながら、言葉にできない思いを絵に描き続ける彼女は、大人たちの裏切りを知り、暴走していく。

結衣役には、「ポカリスエット」のCMに抜擢され注目を集め、2023年には『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』でW主演を務めるなど、今最も活躍が期待される若手俳優・中島セナ。孤独と危うさを抱えた複雑なヒロイン役で、自身初の単独主演を果たす。母親役に、映画やドラマで活躍中のMEGUMI、父親役に大迫一平、友人役に、ドラマ「ブラッシュアップライフ」の安原琉那など。監督は、TSUBAKIやマキアージュなど、資生堂のCMを長年にわたって手がけ、“女性美の魔術師”とも呼ばれた小島淳二。手の込んだものより合理的でシンプルな焼き物に需要が移る陶芸の街のいまを通して、“美しさとは何か”を問いかける。

■中島セナ コメント
新しく産まれようとする力と、変わらずあり続ける形の狭間で、人は何を見出すでしょう。閉ざされたコミュニティの中にいるという自覚さえ難しい年代、その様が繊細に描かれていると思います。ゆれ動き、危うさを抱きながら道を探す姿が、美しい有田焼と共にどう届くのか楽しみです。

■小島淳二(監督) コメント
自分らしく純粋に生きることは、難しい。彼女は、ずっと独りだ。自分勝手で傲慢な大人たちは、損得の物差しで物事を推し進める。彼女は、大人の勝手な振る舞いに 自分の大切な想いを押し潰されそうになるが 懸命に 抵抗する。間違ってもいい。心の声に耳を澄まそう。自分の色を信じて。

『あこがれの色彩』
2024年5月10日(金) 渋谷シネクイントほか全国順次公開
監督:小島淳二
出演:中島セナ 大迫一平 宮内麗花 安原琉那 MEGUMI
配給:スタジオレヴォ

【ストーリー】 伝統的な焼き物の街。14歳の結衣は、父と祖母の3人暮らし。美しいと感じたものを自分の色使いで絵に描くことが唯一の楽しみで、美術教室での技術重視の指導方針には馴染めないでいる。ある日結衣は、父親が好意を寄せる絵付け師・美樹と出会い、その独創的な絵柄に魅了される。一方の美樹は、公募展を前に、入賞を約束された古典的なものか独自のデザインか、どちらを選ぶべきか葛藤していた。そんな美樹に対し、個性を尊重するべきだと勧める結衣だったが…。大人たちの都合や裏切りに激しく動揺した結衣は、驚くべき行動に出る。

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