2008年から2010年まで3年連続で「M-1 グランプリ」の決勝に進出し、2011年には「THE MANZAI」で準優勝するなどテレビ・ラジオ番組でも活躍するお笑いコンビ・ナイツ塙宣之が初監督する、映画『漫才協会 THE MOVIE~舞台の上の懲りない面々~』が、2024年3⽉1⽇より公開される。このほど、予告編とポスタービジュアルが披露された。
何故、漫才師は「舞台」に⽴ち続けるのか?近年、M-1 グランプリが年末の国⺠的⾏事になりつつあり、漫才に思いを懸ける芸⼈は過去から現在まで数多にいる。本作では、テレビ、YouTube、その他SNSなど変化が進んでいく中で、2023年6⽉に漫才協会7代⽬会⻑に就任し、協会の改⾰に取り組んでいく塙宣之監督が今もなお「舞台」に拘る芸⼈に焦点を当てる。
軽快なピアノのリズムと⼩泉今⽇⼦の温かみのあるナレーションから始まる予告編は、事故で右腕を轢断し、舞台復帰に向けてリハビリに励んでいる師匠芸⼈や離婚後も同居を継続し、コンビで舞台に⽴ち続ける夫婦漫才師など、個性あふれる漫才協会芸⼈たちの姿を映している。さらにU字⼯事、ねづっちをはじめ、⻘空球児・好児、おぼん・こぼんといったレジェンド芸⼈、錦鯉などのテレビで⼈気の芸⼈、協会外からも爆笑問題、サンドウィッチマン、ツービートとしてフランス座の舞台に⽴っていたビートきよしなど、数多くの芸⼈たちが登場。「どんなに時代が変わっても守りたいものが、ここにはある」という⼩泉今⽇⼦の語りと共に、ナイツの師匠でもある漫才協会名誉会⻑・内海桂⼦の仏壇に塙が⼿を合わす、胸を打つようなシーンも。テレビやネットの時代と⾔われる現代で塙宣之が師匠から受け継いで、守っていきたい舞台への思いが様々な芸⼈の悲喜こもごもを通して描かれている。予告編の最後には本作のお⽬付役を務めた漫才協会外部理事の⾼⽥⽂夫が書いた題字のタイトルが堂々と登場し、お笑いファンにとっては期待が⾼まる予告編となった。
ポスタービジュアルに⼤きく映るのは、ビートたけしの「浅草キッド」の舞台「浅草フランス座」として有名な、現在の浅草フランス座演芸場東洋館(通称:東洋館)の舞台と客席を背にひとり⽴っている監督・塙宣之の姿。漫才協会会⻑として、浅草・東洋館を背負って、東京のお笑いを広げていこうとする現在の塙の姿と重なるビジュアルとなっている。「浅草を⾶び出して、映画になっちゃった!」というコピーからは東洋館の舞台に連⽇⽴ち続けている漫才協会の芸⼈たちが浅草の場所だけではなく、全国の映画館のスクリーンを通して、スポットが当たることが表現されている。
本作のエンディングテーマは、ザ・ハイロウズの楽曲「笑ってあげる」が使⽤されている。
『漫才協会 THE MOVIE〜舞台の上の懲りない⾯々〜』
2024年3⽉1⽇(⾦)より⾓川シネマ有楽町ほか全国ロードショー
監督:塙宣之(ナイツ)
ナレーション:⼩泉今⽇⼦ ⼟屋伸之(ナイツ)
出演:⻘空球児・好児 おぼん・こぼん ロケット団 宮⽥陽・昇 たにし U字⼯事 ねづっち ⼤空遊平 はまこ・テラこ 錦鯉 ビートきよし 爆笑問題 サンドウィッチマン
配給:KADOKAWA
©「漫才協会 THE MOVIE 〜舞台の上の懲りない⾯々〜」製作委員会