スティーブン・スピルバーグが初めてシリアスな作品に挑戦した『カラーパープル』を、スピルバーグをはじめ、オリジナル版で映画初出演にしてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたオプラ・ウィンフリー、マイケル・ジャクソンなどをプロデュースし、オリジナル版でアカデミー賞作曲賞と歌曲賞にノミネートされたクインシー・ジョーンズの製作総指揮のもと、新鋭ブリッツ・バザウレがミュージカルとしてスクリーンによみがえらせる『Color Purple』(原題)が、邦題『カラーパープル』として、2024年2月9日より公開されることが決定した。併せて、特報映像が披露された。
オリジナル版は黒人の世界をきちんと描いていないという声や、賞狙いで撮影したという声があがり、無冠に終わったが、作品自体は素晴らしかったことから、アカデミー賞10部門11ノミネートされた映画史に残る名作。原作はアリス・ウォーカーがピュリッツァー賞を受賞した同名小説。その受賞40周年となる今、リメイクが実現した。
本作は、父に虐待され10代にして望まぬ結婚をさせられた主人公セリーが、最愛の妹と生き別れ、不遇な日々を送る中でも不屈の精神で人生を変えていく物語。型破りな生き方の女性たちとの出会いと絆によって、自分の価値に目覚め、自らが輝く場所を見つけていく。逆境にあっても未来を信じる女性たちの姿、その絆と歌声が魂を揺さぶる、希望に満ちた力強いミュージカルとなっている。
特報映像は、『リトル・マーメイド』のハリー・ベイリー演じる妹と姉が「離れ離れになっても、姉妹の心はひとつ」と誓い合うシーンから始まる。そして、グラミー賞受賞のファンティジア・バリーノ演じる大人になった姉セリーの魂を振りしぼるような歌声が響く。続く映像では、アカデミー賞とグラミー賞受賞のH.E.R.をはじめ、未来を信じて何度でも立ち上がる女性たちの姿が映し出される。その合間に挿入される力強いミュージカルシーンと、華やかな夢のシーンは、女性たちの不屈の魂と、どんな逆境にも負けない強さを感じさせ、魂を揺さぶる映像に仕上がっている。
『カラーパープル』
2024年2月9日(金)より全国公開
監督:ブリッツ・バザウレ
原作:アリス・ウォーカー
製作総指揮:オプラ・ウィンフリー スティーブン・スピルバーグ スコット・サンダース クインシー・ジョーンズ
出演:ファンテイジア・バリーノ タラジ・P・ヘンソン ダニエル・ブルックス コールマン・ドミンゴ コーリー・ホーキンズ H.E.R. ハリー・ベイリー
配給:ワーナー・ブラザース映画
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