「チュチュッ」「アア」「ズウッ」過激な内容のため放送禁止音を挿入!?『春画先生』特別映像

『劇場版 きのう何食べた?』『臨場 劇場版』など数々の個性的な役柄を演じてきた内野聖陽が主演し、注目の若手女優・北香那をがヒロインに扮し、『さよならくちびる』『月光の囁き』などの塩田明彦監督がオリジナル作品として描く『春画先生』が、10月13日より公開される。このほど、葛飾北斎の春画代表作として有名であり、本作でも重要なシーンで登場する「喜能会之故真通(きのえのこまつ)」“蛸と海女”鑑賞シーンの特別映像が披露された。

本作は、江戸文化の裏の華である“笑い絵”とも言われた春画の奥深い世界に魅せられた、変わり者の春画研究者としっかり者の弟子という師弟コンビを描く偏愛コメディ。

公開された特別映像は、薄暗い部屋で語り部が「喜能会之故真通(きのえのこまつ)」“蛸と海女”に書かれている詞書(ことばがき)を読み上げ、芳賀一行(内野聖陽・北香那・柄本佑)が回転して流れてくる春画「喜能会之故真通」“蛸と海女”を、春画の鑑賞マナーに習い、ハンカチで口を抑えながら真剣に鑑賞しているシーン。詞書は主に、絵の主題や物語を説明するもので、葛飾北斎は絵師として天才であることは周知の事実だが、同時にオノマトペの天才でもあり、これは春画を見て分かる北斎の特徴でもある。北斎自身が書いたこの詞書は「チュチュッ」「アア」「ズウッ」といった聞いている側が恥ずかしくなってしまうような、より春画を楽しく鑑賞できる内容になっている。(※本映像では、あまりに過激な内容のため、放送禁止音が挿入されておりますが、映画本編では放送禁止音無しの映像をお楽しみいただけます)

春画を鑑賞している途中に、弓子(北)が何かに気づき、遅れて芳賀(内野)・辻村(柄本)もそれに気づいた目線の先には、亡くなったはずの芳賀の妻・伊都と瓜二つの顔が。その正体は、伊都の双子の姉・一葉(安達)であった。一葉と相対した芳賀一行は…。

▲“蛸と海女”

■葛飾北斎“蛸と海女”詞書(ことばがき) 全文
「いつぞは いつぞはと ねらいすましていた かいがあって
きょうというきょう、とうとう とらまえたあ 
ても むっくりとした いいぼぼだ。
いも(芋)よりもお こうぶつだ。
サアサア、すってすって
すいつくして
たんのうさせてから いっそりゅうぐうへ つれていって
かこって おこうす」
「くちニテ、ズウツ、ズフズフ、チュッ、チュチュッ、
ズウッズウッ フフフフウ。
「アレ、にくいタコだのう、フフフフ、いっそ アアアアア
おくのつら子つぼのくちを吸われるので、
息がはずんで、アア エエエ モ、イック。
それなアいぼでエエ、フウフウ、いぼでエエ、フウフウ、
そら、われをいらいらと、オオオオ、アレアレ、
こりゃア どうするのだアア」
「ヨウ、オオオオオオ。
ホオオ アアレエ、オオオオ、いいいい、オオいいいいいい、
ハアアアア、いいいい、ハアいい、フフフフウ、

フフフフウ、
まただ ヨウヨウ ヨウヨウ、いままでわたしをバ、
人がアアフフフウ アアフフフウ

たこだ たこだといったのが オオ、フフウフフウ」

『春画先生』
2023年10月13日(金)より、全国ロードショー
監督・原作・脚本:塩田明彦
出演:内野聖陽 北香那 柄本佑 白川和子 安達祐実
配給:ハピネットファントム・スタジオ

【ストーリー】 “春画先生”と呼ばれる変わり者で有名な研究者・芳賀一郎は、妻に先立たれ世捨て人のように、一人研究に没頭していた。退屈な日々を過ごしていた春野弓子は、芳賀から春画鑑賞を学び、その奥深い魅力に心を奪われ芳賀に恋心を抱いていく。やがて芳賀が執筆する「春画大全」を早く完成させようと躍起になる編集者・辻村や、芳賀の亡き妻の姉・一葉の登場で大きな波乱が巻き起こる。それは弓子の“覚醒”のはじまりだった。

©2023「春画先生」製作委員会