岡山天音「おもろいだけが、正しいんや」笑いに取り憑かれた男の衝撃の実話『笑いのカイブツ』30秒予告編

Web連載媒体「cakes」での連載が話題を呼び、2017年に書籍化されたツチヤタカユキの青春私小説を岡山天音主演で映画化する『笑いのカイブツ』が、2024年1月5日より公開される。このほど、30秒予告編とティザービジュアルが披露された。

本作は、“伝説のハガキ職人”と言われたツチヤタカユキの類まれな半生を描いた実話。何をするにも不器用。人間関係も不得意なツチヤタカユキの生きがいは、「レジェンド」になるためテレビの大喜利番組にネタを投稿すること。狂ったように毎日ネタを考え続けて、6年。実力が認められてお笑い劇場の作家見習いになるが、笑いだけを追求し、常識から逸脱した行動をとるツチヤは、周囲から理解されずに淘汰されてしまう。自暴自棄になりながらも笑いを諦め切れず、ラジオ番組にネタを投稿する“ハガキ職人”になると、次第に注目を集め、尊敬する芸人から声が掛かるが…。

30秒予告編では、ラジオや大喜利番組へネタを投稿し続け、“伝説のハガキ職人”と呼ばれるほど「笑い」にのめり込んだツチヤのネタ投稿に対する強いこだわりの言葉から幕を開ける。一方、スマホの画面に映る「人間関係不得意」の文字や、作家見習いとなったお笑い劇場での仲間との決裂、感情を爆発させるツチヤの姿も切り取られ、情熱や実力だけでは上手くいかない現実にもがき苦しんでいく波乱の展開を予感させる。

ティザービジュアルは、鋭い目つきのツチヤ(岡山天音)が中央に配され、メインコピー「おもろいだけが、正しいんや」という言葉が、狂気的なまでに笑いを追い求める主人公を表す印象的なものに。さらに、その背景には彼の才能を見出し、東京へと呼び寄せる人気芸人ベーコンズの西寺(仲野太賀)、相方の水木(板橋駿谷)、全く異なる境遇ながらツチヤと意気投合するピンク(菅田将暉)、ツチヤが想いを寄せるヒロインのミカコ(松本穂香)の姿やネタ帳、書き殴りのメモなども配され、細部までこだわり抜かれた作品の世界観を感じるものとなっている。

『笑いのカイブツ』
2024年1月5日(金)より、テアトル新宿ほか全国ロードショー
監督:滝本憲吾
原作:ツチヤタカユキ「笑いのカイブツ」
出演:岡山天音 片岡礼子 松本穂香 前原滉 板橋駿谷 淡梨 前田旺志郎 管勇毅 松角洋平 菅田将暉 仲野太賀
配給:ショウゲート、アニモプロデュース

【ストーリー】 笑いに人生を捧げるツチヤタカユキは毎日気が狂うほどにネタを考える日々を過ごしていた。念願叶ってお笑い劇場の小屋付き作家見習いになるも、愚直で不器用なツチヤは他人には理解されず淘汰されてしまう。失望していた彼を救ったのはある芸人のラジオ番組だった。番組にネタや大喜利の回答を送るハガキ職人として再びお笑いに人生をかけていた矢先、「東京に来て一緒にお笑いやろう」と憧れの芸人からラジオ番組を通して声がかかった。そんなツチヤは東京で必死に馴染もうとするが…。

©︎2023「笑いのカイブツ」製作委員会