ファン・ジョンミンとヒョンビン、韓国を代表する二人の俳優が初共演し、タリバンの人質になった韓国人救出のためにアフガニスタンに向かった外交官と、現地の工作員による決死の交渉作戦を描いた『極限境界線 救出までの18日間』が、10月20日より公開される。このほど、予告編と場面写真が披露された。
予告編では、アフガニスタンで起きたタリバンによる韓国人拉致を受け、韓国政府から派遣されたチョン・ジェホ(ファン・ジョンミン)が外交ルートで救出交渉を続ける様子が。しかしそこに現れた現地の事情をよく知る工作員パク・デシク(ヒョンビン)から「引っ込んでろ、俺のやり方でやる」と一蹴され対立する。一方、アフガン政府は、タリバン側の要求であるタリバンの囚人と韓国人の人質との交換要請に応じず、チョン・ジェホらは手立てなく八方塞がりになってしまう。そこにかかってきた一本の電話。「僕は生きたい、どうか助けてください」という人質からの声のあと銃声が響き、事態は急変。「テロリストとの交渉など国家の恥だ」という上司を前に、チョン・ジェホとパク・デシクは手を組み「残された方法は1つだ」と大勝負に出る。
監督は『提報者 ~ES細胞捏造事件~』のイム・スルレ。約2か月に及ぶヨルダンでの撮影を敢行し、広大な砂漠、灼熱の太陽、熱風、聳え立つ岩場など、厳しくも壮大な自然の中、「人命」のために奮闘する二人の姿は圧倒的なリアリティで観る者に迫る。ヒョンビンの身体を張ったアクションにも注目。そして彼らが最後に挑んだ決死の交渉とは?「あなたはミスを犯した」と交渉相手に迫るファン・ジョンミンの表情が極限状況を物語り、目が離せない予告編となっている。
場面写真では、情勢不安定な異国の土地で、ファン・ジョンミン演じるチョン・ジェホとヒョンビン演じるパク・デシクらが人質救出のために奔走する様子が映し出され、緊張感も伝わってくる。初共演となる二人の異なる魅力にも期待が高まる。
『極限境界線 救出までの18日間』
2023年10月20日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開
監督:イム・スルレ
出演:ファン・ジョンミン ヒョンビン カン・ギヨン
配給:ギャガ
【ストーリー】 アフガニスタンの砂漠で、タリバンによる韓国人23名拉致事件発生。彼らの要求は韓国軍の撤退と、刑務所に収監されたタリバン戦士23名の釈放、期限は24時間。韓国政府は直ちに外交官のチョン・ジェホ(ファン・ジョンミン)を派遣、チョンはアフガン外務省に釈放を要請するが拒絶される。情報院も動き出し、工作員パク・デシク(ヒョンビン)がアフガンのフィクサーに交渉するが、あと一歩で決裂。チョンとパクは不本意ながら手を組むことに。迫るタイムリミット、身代金狙いの詐欺師、国民より国家ファーストの政府。2人が命をかけた最後の交渉とは?
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