史上初!日本・チリ合作映画!修好120周年記念『GREEN GRASS〜生まれわる命〜』9月公開決定!

日本とチリの修好120周年記念事業として製作され、“史上初”となる日本とチリの合作映画『GREEN GRASS〜生まれわる命〜』が、9月22日に公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、東日本大震災で死後の世界に旅立った息子と、息子を失った父親の2つの視点で人生が描かれており、死を受け入れられない若者の葛藤と遺された家族の複雑な心模様が描かれる。死後の世界でめぐり合う人々との体験を通じて青年が成長していく姿や父親の悼みが、独特の映像美で綴られる。

地球の真裏に位置していながら、「地震・津波多発国」の共通項を持つ日本とチリ。2010年カンヌ国際映画祭で日本人・イシザキ マサタカとチリ人・イグナシオ・ルイス監督が出会い、「震災による死者への想い」を抱えている国民性に注目し、「命」をテーマにした作品づくりの企画がスタート。亡くなったことに気づいていない息子・近藤誠を演じるのは、NY在住のイシザキ マサタカ。彼が企画・監督したショートフィルム『NO REASONS』はNYで上映され、高い評価を得ている。父親の近藤清役には、ドラマ・映画・舞台など多岐にわたりマルチに才能を発揮している日本の名優・西岡德馬。本作にて海外映画初主演を飾る。清の秘書・福永佑介には、数々の映画・ドラマで名演をみせ、さらに海外作品にも出演して活躍している小澤征悦。また、映画『Matar a un hombre』でサンダンス映画祭にてワールドシネマ審査員賞を受賞しているダニエル・カンディア、チリの代表的な女優ヒメナ・リバスなど世界的に有名な俳優が共演している。

監督・脚本は、アニメーターとしても作品を数多く手がけ、本作で第32回シネセアラー映画祭コンペ部門にて撮影賞を受賞したイグナシオ・ルイス。映画『Humanoide No Robot』でチリ映画産業界“Pedro Sienna”賞を受賞し、同年“Person of the year in arts”(今年の人)に選ばれるなど、国際映画祭での賞レースに名を連ねている。メインテーマ曲は、本作の映像に感銘を受けたmayoが楽曲提供した「KIZUNA」となった。

『GREEN GRASS〜生まれわる命〜』
2023年9月22日(金)より池袋HUMAXシネマズほか全国順次公開
監督・脚本:イグナシオ・ルイス
メインテーマ曲:mayo「KIZUNA」
出演:イシザキ マサタカ 小澤征悦 ダニエル・カンディア ヒメナ・リバス 西岡德馬

【ストーリー】 見知らぬ土地で目を覚ました近藤誠(イシザキ マサタカ)は、死後の世界に居ることに気づいていない。経営をしている会社のことを気にかけて早く帰国したいと願うが、誰も自分がどこにいるかを教えてくれない。一方、息子を失った近藤清(西岡德馬)は、生前、誠に何もしてあげられなかったことを悔やみ、息子と幼少時代に共に過ごした町に戻り、弔うように思い出を辿りはじめる。彷徨う2つの想いは、あの世とこの世を交錯しながら、めぐり会えるのだろうか?

©2022「GREEN GRASS〜生まれかわる命〜」上映実行委員会