「あなたが殺した?」カリスマ美容師の変死事件をワンショットで追う『メドゥーサ デラックス』特報映像

『ミッドサマー』(2019)や『LAMB/ラム』(2021)、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022)などを手掛けた気鋭の製作・配給会社A24が北米配給権を獲得した驚異の英国発ワンショット・ミステリー『メドゥーサ デラックス』が、10月14日より公開される。このほど、特報映像、ポスタービジュアル、場面写真がお披露目となった。

本作は、色彩美と驚異のワンショットで事件の真相を追う英国発ゴシップ・ミステリー。年に一度のヘアコンテスト当日に発見されたカリスマ美容師の変死体。容疑者となった3人のライバル美容師と4人のモデルたちによる噂と疑念があらわにする真実とは?

ワンショット撮影を務めたのは、ヨルゴス・ランティモス監督の『女王陛下のお気に入り』(2018)でアカデミー賞候補となった撮影監督ロビー・ライアン。ランティモス監督最新作『哀れなるものたち』の公開も待機する名手が、瞬きさえ許さない美しさと緊張感を生み出した。圧巻のヘアスタイルは、レディー・ガガなどを担当したヘアスタイル界の権威、ユージン・スレイマンが手掛けている。

特報映像では、美容師コンテスト開催直前にカリスマ美容師の変死体が発見され、11人の容疑者の間に、衝撃と共に疑惑と噂が渦巻く様子が描かれる。「あなたが殺したの?」と相手を疑う美容師や「このショーで不正してる人がいる」と不安げに訴えかけるモデル。そして事件現場を彷徨うモデルや美容師ら、関係者の背中が矢継ぎ早に映し出され「この中に犯人が?」というナレーションが、ミステリアスな雰囲気をさらに盛り上げる。まるで観客も事件現場にいるかのようなスリルと臨場感、そして圧倒的にスタイリッシュな映像で、A24が認めた新たな才能の指揮のもと、ワンショットで撮影された迫力ある映画体験を期待させる映像に仕上がっている。

ポスタービジュアルは、『君の名前で僕を呼んで』『燃ゆる女の肖像』『わたしは最悪。』などを手掛けてきたことでも知られるアートディレクター、石井勇一によるもの。関係者のひとりである、美しい色彩のヘアスタイルをしたモデルの写真が大きく切り取られた。そのヘアスタイルは、ユージン・スレイマンが手掛けた、17世紀後半にフランス上流階級で流行したヘアスタイル「コワフュール・ア・ラ・フォンタンジュ」だ。“メドゥーサ”の蛇を彷彿とさせ、これから展開するドラマを予期させるスタイリッシュで美しいビジュアルとなった。

『メドゥーサ デラックス』
2023年10月14日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
監督:トーマス・ハーディマン
出演:アニタ・ジョイ・ウワジェ クレア・パーキンス ダレル・ドゥシルバ デブリス・スティーブンソン ハリエット・ウェッブ カエ・アレキサンダー ルーク・パスカリーノ
配給:セテラ・インターナショナル

【ストーリー】 年に一度のヘアコンテストの開催直前、優勝候補と目されていたスター美容師・モスカが変死を遂げた。担当のモデルが席を外したわずか数分のうちに、奇妙にも頭皮を切り取られた姿で発見されたのだ。会場に集まっていたのは、今年こそ優勝すると誓ってコンテストの準備を進めていたライバルの美容師3人と、それぞれが担当するモデルたち4人。さらにコンテストの主催者やモスカの恋人、警備員を巻き込みながら、事件や人間関係に関する噂をひそひそと囁き始める。

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