ダースレイダー(ラッパー)とプチ鹿島(時事芸人)が、監督・出演するドキュメンタリー映画『劇場版 センキョナンデス』の第2弾、『シン・ちむどんどん』が8月11日より公開される。このほど、予告編、ポスタービジュアルがお披露目となった。
選挙戦に野次馬参戦するダースレイダーとプチ鹿島。『劇場版 センキョナンデス』は、全国およそ50館に広がり、観客動員数は1万人を突破。忖度なしの二人の姿勢は多くの観客の心をつかんだ。第2弾となる本作は、復帰50年の節目となった昨年9月の沖縄県知事選から物語は始まる。当時放送中だった朝ドラ「ちむどんどん」を推す全候補者に、その答えから人間性がわかると質問攻めするプチ鹿島。SNS上に溢れる「沖縄と選挙」を取り巻く膨大なデマを問題視し、候補者に直撃するダースレイダー。そして二人は、選挙戦の争点となった「基地問題」について、現地の人に話を聞こうと、座り込み抗議がおよそ3000日続く辺野古の現場を訪れる。ダースレイダーはそこで即興のラップを披露。音楽と共に闘う沖縄の人々とのコラボが実現した。ところが、選挙の翌月、ひろゆき氏による「座り込み抗議」への冷笑ツイート騒動が起こる。そこに大量の「いいね!」が付いた状況を見過ごせないと考え、二人は再び沖縄へ。そこで目にしたものとは…。
いつもは陽気なラッパーと芸人が言葉を失う予想外のラスト。笑いあり、涙あり、沖縄から日本の民主主義を問う、ちむ(胸)がどんどん(ドキドキ)するドキュメンタリーが誕生した。
▼両監督とプロデューサー コメント
■ダースレイダー(監督)
僕らは何も知らない。沖縄復帰50年に行われた県知事選挙というお祭りの取材をしながらも、僕らは沖縄のことを、日本のことを、アメリカのことを知らず、そして民主主義のことも、憲法のことも知らないことを痛感した。僕らはなにをしているのか?なぜそこに歌と踊りがあるのか?そんな問いに向き合う旅、ぜひご一緒してください。
■プチ鹿島(監督)
我々の「選挙漫遊」師匠である畠山理仁さんから「沖縄の選挙は見たほうがいいですよ、本当にお祭りだから」と教えてもらっていたので沖縄漫遊は夢でした。ド派手な前半になってます。
後半は沖縄について私たちの独自レポートです。「知らない」ということを知ろう、というテーマです。考えることのきっかけになればと思います。
■大島新(本作プロデューサー)
鹿島さんのしつこい質問攻めは健在、より磨きがかかって候補者を追及する。ダースさんの辺野古ゲート前のラップは圧巻、涙なしには見られない映画の最大の見どころだ。そして本作は、ひろゆき氏の冷笑ツイートへのアンサー映画でもある。ぜひ、座り込みの現場の人たちのリアルな声を聞いてほしい。
『シン・ちむどんどん』
2023年8月11日(金)より、那覇 桜坂劇場にて先行公開&全世界同時配信、8月19日(土)より、東京・ポレポレ東中野/シネマ・チュプキ・タバタにてロードショー
監督・出演: ダースレイダー(ラッパー) プチ鹿島(時事芸人)
プロデューサー:大島新
配給:ネツゲン
【作品概要】 選挙は最高のお祭りだ!を合言葉に、全国の選挙戦に野次馬参戦するダースレイダーとプチ鹿島。今年2月に公開した『劇場版 センキョナンデス』は、全国およそ50館に広がり、観客動員数は1万人を突破、幅広い年齢層が劇場に足を運び、続編を期待する声が上がった。映画第二弾の舞台は日本の中でも最も選挙が熱いと言われる沖縄。昨年9月に行われた県知事選を二人は忖度なしで突撃取材。政策に加えて、当時放送中の朝ドラ「ちむどんどん」について質問することで、候補者の人物像を浮き彫りに…。さらにSNS上に膨大に出回る県知事選についてのデマを問題視、追及していく。選挙戦の争点となった「辺野古新基地建設」の現場にも乗り込み、座り込み抗議がおよそ3000日続く米軍基地ゲート前で、ダースレイダーは即興のラップを披露。音楽と共に戦い続ける沖縄の人々との熱いコラボが実現した。そんな知事選取材の翌月に起こったのが、ひろゆき氏による「座り込み抗議」への冷笑ツイート騒動だった。それに大量の「いいね!」が付いた状況を見過ごせないと考えた二人は、再び辺野古へ向かった…。昨年9月に有料配信し大好評を博した県知事選のトーク番組「沖縄ナンデス」に未発表の素材を新たに加え、笑いあり、涙あり、民主主義を沖縄から問いかけるドキュメンタリーが誕生した。
©︎『シン・ちむどんどん』 製作委員会