“私の祖母は何者なのか”包帯にサングラス、血のような液体をすすり…『イビルアイ』予告編

世界各地の映画祭を席捲した『パラドクス』『ダークレイン』の鬼才アイザック・エスバン監督最新作『イビルアイ』が、7月28日より公開される。このほど、予告編と場面写真がお披露目となった。

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本作は、13歳の少女ナラが祖母の不可解な行動から祖母が人間ではない何者かであることを疑い始め、恐怖に怯えながら隠された秘密を暴いていく“セレモニー・スリラー”。

予告編では、祖母に預けられた姉妹が生きて帰ることができるのか心配になってしまうほど、おぞましい映像が盛りだくさん。治療のため体の弱い妹のルナと一緒に田舎にある祖母の家に連れてこられた姉のナラは、常に祖母の厳しい監視とルールを強いられ、反感を覚えるが、それ以上に祖母の存在そのものに違和感を感じ始める。包帯で顔をぐるぐる巻きにし、サングラスをかけ、夜中でも徘徊し姉妹を監視し、血のような液体を美味しそうにすする。さらに妹の足首には何か所も噛まれた傷跡ができ、唯一話せたと思った外部の人間はすぐさま原因不明の死を遂げる。不気味で不可解なことばかりが姉妹に降りかかる。祖母はいったい何者なのか?祖母の本当の姿をたどり着いたとき、ナラは恐怖のどん底につき落とされる。

場面写真は、恐怖におびえた顔で助けを求め受話器を握りしめるナラや、顔を包帯とサングラスで隠しながらも不気味にほほ笑みかける祖母の姿など、予測不可能な本作のおぞましい一旦を垣間見ることができる。

監督のアイザック・エスバンは「『ジョーズ』(1975年)が表した水中の世界を、祖母という題材を用いて表現したかった」と明かし、「かつて『ジョーズ』を観たことにより、恐怖で海に行かなくなり、海中に入らなくなった人がいかに多かったか。なので、『イビルアイ』のせいで孫が訪ねてこなくなった、と悲しむ祖母がどれほど現れるでしょうね」エスバン氏は冗談めかして語っている。

『イビルアイ』
2023年7月28日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
監督・脚本:アイザック・エスバン
脚本:ジュニア・ロザリオ エドガー・サン・フアン
音楽:カミラ・ウボルディ
出演:オフェリア・メディナ パオラ・ミゲル サマンサ・カスティージョ
配給:AMGエンタテインメント

【ストーリー】 決して触れてはいけない村…姉妹の、死より恐ろしい運命とは?都会に住む13歳の少女ナラは、奇妙な病気にかかった妹の療養のため、家族とともに母の田舎であるラスアニマスという村にやってくる。そこには年老いた祖母がひとりで暮らしていた。祖母と過ごすうちに次第に不穏な空気が漂い始め、ナラは祖母の不可解な行動から、彼女が人間ではない何者かであると疑い始める。祖母と村に隠された秘密に迫っていくナラ。しかしその先には、決して踏み込んではいけない、戦慄の真相があった…。

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