2008年に「連続ドラマW」の第1弾として始まった「パンドラ」シリーズをはじめ、「白い巨塔」、「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」など数々のヒット作を生み出し、2020年秋の紫綬褒章を受章した脚本家、井上由美子が“フィクサー”を題材に描くノンストップサスペンス超大作の続編「フィクサー Season2」が、7月9日よりWOWOWにて放送、配信されることが決定した。このほど、特報映像とポスタービジュアルがお披露目となった。また、鈴木保奈美らの出演が決定し、鈴木よりコメントが寄せられた。
Season2では“冤罪”をテーマに、唐沢寿明扮する主人公のフィクサー・設楽拳一が暗躍するさまを描く。東京都知事の妻が何者かに襲われ、意識不明に。現場にいた新聞記者の町田啓太演じる渡辺達哉が殺人未遂容疑で逮捕・起訴される。達哉を追い込む検察官と達哉の弁護士との間に過去の因縁が垣間見える一方、その検察官は拳一を過去に刑務所に送り込んだ人物でもあった。次期都知事選に絡んで達哉を有罪にしたい権力者たちの思惑が交錯する中、拳一は達哉を冤罪から救えるのか?
政界、財界、法曹界など、どこの世界にも物事には表と裏がある。本作は世の中を裏から操る“フィクサー”の暗躍と金と権力に群がる人間たちを描き、3Seasonにわたって展開する大型ドラマシリーズ。Season1の第1話はYouTubで好評配信中で、86万回再生を記録している(5月18日時点)。
Season1からの続投となる町田啓太、小泉孝太郎、要潤、斉藤由貴、富田靖子、内田有紀、小林薫、西田敏行に加え、先日、東京地検検事・佐々木雪乃(ささき・ゆきの)役として江口のりこの出演が発表されたが、さらにこの度、達哉の弁護を引き受ける弁護士・杉谷菜穂子(すぎたに・なほこ)役に鈴木保奈美の出演が決定(唐沢寿明と鈴木保奈美の共演は1992年放送フジテレビ系列ドラマ「愛という名のもとに」以来31年ぶりとなる)。そして東京都知事・横宮三郎(よこみや・さぶろう)役に石黒賢、都知事夫人・横宮妃呂子(よこみや・ひろこ)役に真飛聖の出演が決定した。妃呂子の殺人未遂容疑で雪乃が達哉を起訴。拳一は菜穂子に達哉の弁護を依頼するが…。
政治が舞台となったSeason1のポスターでは国会議事堂が印象的に使われていたが、打って変わって、Season2では法廷が舞台ということで裁判所を背景にデザインされている。達哉の容疑をめぐって菜穂子と雪乃が火花散る法廷劇を繰り広げる。そして拳一はどう動くのか…。
30秒の特報映像は、達哉の冤罪を晴らそうと暗躍する拳一の姿が。果たして今回、“フィクサー”はどのように権力者たちを操るのか。法廷を舞台に“目の肥えた大人のためのドラマ”が繰り広げられる。
そして、Season1は、今夜5月21日午後10時、ついに最終回が放送。現職総理の命を狙った犯人は誰なのか?その目的は?驚愕の真相に、熱量の高い競演を繰り広げた役者陣も息を呑んだという。主演の唐沢寿明も「10年に一度出会えるかどうかの最高傑作!!」と太鼓判を押す。
配信ドラマ含め数多くの作品に溢れ、コンテンツの真価が問われる昨今、WOWOWが挑む連続ドラマWの真骨頂とも言える本作から目が離せない。
■鈴木保奈美様(杉谷菜穂子役)コメント
Q:出演が決まったときの気持ち共演の方々について
都市伝説のように聞いたことはあるけれど、本当なのかしら、まさか、え、フィクサーは実在するの?日本を陰で動かしているの・と、ワクワクしながら台本を読みました。斉藤由貴さん、江口のりこさん、町田啓太さん…以前から是非一緒にお仕事をしてみたいと願っていた方々なのでありがたい機会をいただきました。初めてお目にかかるので緊張しますが、まあ、そこは唐沢君がなんとかしてくれるでしょうと大船に乗った気持ちで臨みました。
Q:視聴者の皆様へメッセージ
食えない大人たちです。人というより魑魅魍魎です。さっきすれ違った男がフィクサーだったかもしれません。ノンフィクションか、大嘘か。頭脳の準備運動をしてからご覧ください。でないとアキレス腱切れますよ。
「連続ドラマW フィクサー Season2」
2023年7月9日(日)よりスタート
放送:毎週日曜午後 10:00(第1話無料放送)【WOWOW プライム】【WOWOW4K】
配信:各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信(無料トライアル実施中)【WOWOW オンデマンド】
脚本:井上由美子
企画・プロデュース:青木泰憲
監督:西浦正記 池辺安智
出演:唐沢寿明 町田啓太 江口のりこ 小泉孝太郎 要潤 真飛聖 斉藤由貴 西田敏行 石黒賢 富田靖子 内田有紀 鈴木保奈美 小林薫
【ストーリー】 次期東京都知事選挙が迫る中、再出馬を目指す現都知事・横宮三郎(石黒賢)に東京湾埋め立て事業に関する疑惑が浮上。そんな中、疑惑を追及する新聞記者・渡辺達哉(町田啓太)に、横宮から独自取材の機会が舞い込む。だが、指定されたホテルの一室に入ると、横宮の妻・妃呂子(真飛聖)が頭から血を流して倒れており、達哉は殺人未遂容疑で逮捕・起訴される。事件を担当するのは、かつて設楽拳一(唐沢寿明)を刑務所に送った冷徹な検事・佐々木雪乃(江口のりこ)。拳一は達哉の弁護を、破格の報酬で敏腕弁護士・杉谷菜穂子(鈴木保奈美)に依頼する。さらに、達哉を冤罪に追い込もうとする勢力の背後には、またしても政財界に影響力を持つ本郷吾一(西田敏行)の影と、拳一の右腕だったはずの丸岡慎之介(要潤)の動きが…。拳一の暗躍の先にある達哉の運命は?