【全文掲載】菅田将暉「“チェロ:菅田将暉”って書いてほしい」オファーと違う!?予定外の弾き語りに「ヘトヘトな顔してましたね」

門井慶喜の直木賞受賞作を『八日目の蟬』『いのちの停車場』など、日本中に感動を巻き起こしヒット作品を生み出してきた成島出監督が、主演に役所広司、共演に菅田将暉、森七菜を迎えて描く究極の親子愛『銀河鉄道の父』が、5月5日より公開される。このほど、4月5日にイイノホールにて完成披露試写会が行われ、キャストの役所広司、菅田将暉、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯、そして成島出監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC:皆様から、ついに映画が完成した今のお気持ちを踏まえまして、ご挨拶をいただきたいと思います。まずは役所広司からお願いします。

役所:やっと皆さんに観ていただくことができるようになりました。今日、わざわざ劇場まで足を運んでくださったので、この映画が皆さんの好みに合うといいなと思っています。今日はお忙しい中、わざわざお越しいただきましてありがとうございました。

菅田:菅田将暉です。もう公開なんだというのが本音で、ドキドキしております。楽しんでください。よろしくお願いします。

森:本日は来ていただきありがとうございます。これから観る映画がより楽しくなるようなお話をさせていただければなと思っております。よろしくお願いします。

豊田:豊田です。今日は楽しんでいてくれるとすごく嬉しいです。よろしくお願いします。

坂井:坂井真紀です。今日はお客様に初お披露目ということで、とても嬉しく思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

田中:田中泯です。こんばんは。ここに立っていて失礼ですけど、現場の楽しかった思い出に浸っちゃっている感じです。どうぞごゆっくり楽しんでください。

成島:成島出です。皆さん、どうもありがとうございます。2018年に門井慶喜先生の原作に出会って、今日まで本当に長かったような短かったような。でも本当にこの素敵なメンバーでこの映画を完成することができて、今日初めて皆さんにお披露目ができる日を迎えました。今日は楽しみにしてください。どうもありがとうございます。

MC:成島監督は、この原作と出会って、これは絶対映画化したいと思われたというふうに伺っていますけれども、どんなところに惹かれたんでしょうか?

成島:本屋さんで「銀河鉄道の父」という背表紙を見て、宮沢賢治にすごく興味があって、映画にすることも考えたりしたんですけど、なかなか難しい中で、あっと思ったんですよね。もうすぐに買って読んで、お父さんが本当に厳しい人っていうのが定説だったんで。でも、こんな親バカで、育メンのはしりみたいな。この時代にこれが実話なんだ、でも門井先生の書いているものだから嘘なわけじゃなくて、もう読み終わった瞬間に、これはどうしても映画にしたいと思いました。