吉沢亮「大変失礼いたしました」妻役に壇上で謝罪!優しさが裏目に出てしまい…!?

『いのちの停車場』の成島出監督が、役所広司主演、吉沢亮共演で贈る、国籍・文化・境遇の違いを超えて、家族を作ろうとする人々を描いた感動の物語『ファミリア』が、2023年1月6日より公開中。このほど、1月7日に新宿ピカデリーにて公開記念舞台挨拶が実施され、キャストの役所広司、吉沢亮、サガエルカス、ワケドファジレ、アリまらい果、MIYAVI、佐藤浩市、そして成島出監督が登壇した。

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本作の役との共通点を聞かれた役所は「休日の自分」だと述べ、「髪はボサボサ、髭ボーボー、朝から晩まで同じ洋服を着て、それを快適に思う自分とは似ている気がします」とコメント。撮影で初めてろくろを体験したことについては、「好きだったですね。前からやりたいと思っていた。時間をかけて練習しましたが、全く苦じゃなかった」そうで、「撮影で使った電気ろくろと、土を自宅に持ち帰ってあります」と、新しい趣味に心を踊らせている様子だった。

「役との共通点はない」という吉沢は、「むしろこういう人間に憧れる。誰に対しても平等に優しいし、自分の知らない世界になんの躊躇もなく飛び込んでいける」とし、「僕はビビリなんで何もできない」と本当の自分について明かした。

そんな吉沢の妻役を演じたアリまらい果が「シーンが始まる前に緊張してガチガチで、セリフの確認とかしていたんですけど、(吉沢が)すごく普通に話しかけてくれるんですよね。“なにも考えてないのかな”と思って。“準備いらないの?私はいるんだよな”(笑)」と、思っていたことを暴露。これに吉沢は頭を下げ「大変失礼いたしました(笑)。あんまり緊張しなくていいんだよ、みたいな思いでやってたんですけど、いろいろ考えたいですよね…(笑)」と、優しさが裏目に出ていたことを知り、苦笑いを浮かべていた。

『ファミリア』
2023年1月6日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
監督:成島出
出演:役所広司 吉沢亮 サガエルカス ワケドファジレ 中原丈雄 室井滋 アリまらい果 シマダアラン スミダグスタボ 松重豊 MIYAVI 佐藤浩市
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 山里に一人暮らす陶器職人の神谷誠治(役所広司)のもとに、アルジェリアに仕事で赴任している学(吉沢亮)が婚約者ナディアを連れて一時帰国。結婚を機に会社を辞め、焼き物を継ぐと宣言した学に誠治は反対する。一方、誠治が住む隣町の団地に住む在日ブラジル人青年のマルコス(サガエルカス)は半グレに追われたときに助けてくれた誠治に亡き父の面影を重ね、焼き物の仕事に興味を持つ。そんな中、アルジェリアに戻った学とナディアをある悲劇が襲い…。

©2022「ファミリア」製作委員会