『世界の中心で、愛をさけぶ』『スカイ・クロラ』など、数々の名作を世に送り出してきた脚本家・伊藤ちひろが、King Gnuの井口理を主演に迎えて10年かけて上梓した小説を自ら初監督して映画化する『ひとりぼっちじゃない』が3月10日に公開初日を迎え、同日に渋谷シネクイントにて行われた初日舞台挨拶に、キャストの井口理、馬場ふみか、河合優実、そして伊藤ちひろ監督が登壇した。

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挨拶した井口は「今日、昨日と尋常じゃないぐらいワクワクと、そして恐怖を覚えて」と述べ、その理由について「この映画を通して僕が表現したことが、やっと今、皆さんの元に届いて。だから、ずっと長い間、返事を待っていたような気持ち」だと説明。そして、「今、皆さんの中に何があるのか、すごく気になる」と興味津々の様子だった。

人間の狂気を感じる映画でもあるというところで、最近狂気を感じたことは？という質問が。これに井口は「パンツを2枚重ねしてたことがあって。サウナに行って帰ってきたときだったんですけど、これは自分のパンツなのか、はたまた他人のパンツのかが分からなくて。どちらも黒の無地のパンツだったので、狂気を感じましたね」とコメントし、「出来れば自分のパンツが下であってほしい」と願っていた。

実はみんなに理解されてないんじゃないかと思うことを聞かれた井口は、「実は二重じゃない」と述べたが、観客の中に井口が二重だと思っている人はたった2人しかおらず、「2人しかいない（笑）」と苦笑いを浮かべていた。

『ひとりぼっちじゃない』
2023年3月10日（金）より、公開
監督・脚本：伊藤ちひろ
原作：伊藤ちひろ「ひとりぼっちじゃない」
企画・プロデュース：行定勲
出演：井口理（King Gnu）　馬場ふみか　河合優実　相島一之　高良健吾　浅香航大　長塚健斗（WONK）　じろう（シソンヌ）　盛隆二　森下創　千葉雅子　峯村リエ
配給：パルコ

©2023「ひとりぼっちじゃない」製作委員会