木村拓哉「愛されているのを感じました」映画『レジェンド&バタフライ』で伝えたい「ありがとう」の気持ち

木村拓哉と綾瀬はるかが豪華共演する東映70周年記念新作映画『レジェンド&バタフライ』が1月27日に公開初日を迎え、同日に丸の内TOEIで行われた初日舞台挨拶にキャストの木村拓哉、綾瀬はるか、宮沢氷魚、市川染五郎、伊藤英明、中谷美紀、そして大友啓史監督が登壇した。

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ようやく初日を迎え、織田信長役としてこれまで重ねきた時間を振り返っての気持ちを聞かれた木村は「織田信長が今日に至るまで、実際の今生きている人たちにまで、非常に愛されているのを感じました。限られた場所でしたけど、日本各地で温かい気持ちを受けることできたので、非常に感謝しています」とコメント。

昨年11月に参加した“ぎふ信長まつり”については「100万人近い方のご応募をいただけたことも、ひとつ胸を張れる要素をいただけた。ご応募いただいた方たちには、ぜひこの作品で『ありがとうございます』を伝えたい」と胸の内を明かした。

一番の注目シーンを聞かれた木村は「これが史実だというのは認めているんですけど、でもそれが事実かは誰も分からない」とし、「濃姫と婚礼の儀を交わすシーンがあったのですが、濃姫になってくれた綾瀬はるかという俳優が、さすがだなと思ったのが、自分の盃に注がれたお酒をなんのためらいもなく飲んだんですね。そこに毒をもられていたら命がない。しかしそこは濃姫として一歩も下がることはなく、躊躇なく口に運んだ濃姫を目の当たりにした瞬間に、信長役の自分もスイッチが入った。台本にも描かれていないコミュニケーションが作品の中に散りばめられている。現場で散りばめたお宝を探し当てていただきたい」と感慨深い表情で語っていた。

『レジェンド&バタフライ』
2023年1月27日(金)より、全国公開
監督:大友啓史
脚本:古沢良太
出演:木村拓哉 綾瀬はるか 伊藤英明 中谷美紀 宮沢氷魚 市川染五郎 北大路欣也 音尾琢真 斎藤工

【ストーリー】 政略結婚によって結ばれたのは、格好ばかりの織田信長(木村拓哉)と信長暗殺を目論む濃姫(綾瀬はるか)。全く気が合わない水と油の関係の二人は、新婚初夜からさっそく大騒動。ある日、濃姫の祖国で内乱が起こり父・斎藤道三が亡くなってしまう。帰る国が無くなったことで自身の存在意義を失い自害しようとする濃姫に、生きる意味と場所を与えたのは、他でもない信長だった。そんな信長も大軍に攻められ窮地に立たされた時、濃姫にだけは弱音を吐く。自暴自棄になる信長を濃姫は激励し奮い立たせ、二人は桶狭間の激戦を奇跡的に勝ち抜くことに。これをきっかけに芽生えた絆はさらに強くなり、「どこまでも上へ」と天下統一が二人の夢となる。しかし、戦さに次ぐ戦さの中で、信長は非情な”魔王”へと変貌してゆく。本当の信長を知る濃姫は、引き止めようと心を砕くが、運命は容赦無く<本能寺>へと向かっていく。<魔王>と恐れられた信長と、<蝶>のように自由を求めた濃姫。激動の30年を共に駆け抜けた二人が見ていた、“本当の夢”とは。

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