1世紀ごろ後漢時代の中国大陸が発祥とされ、現在では中国国家級無形文化遺産にも指定されている伝統芸能・獅子舞をモチーフに、獅子舞の演武に挑む少年たちを描いた中国の3DCGアニメーション『雄獅(ライオン)少年(原題)』が、2023年より公開されることが決定。併せて日本語吹き替え版の制作が決定し、スーパーティザー映像がお披露目となった。
本作は、孫海鵬(ソン・ハイポン)監督による中国の3DCGアニメーション映画で、2021年12月に中国で公開され、興行収入は2.49億元(約50億円)、動員638万人にも及ぶ大ヒットに。中国国内の映画レビューサイトでは、日本での大ヒットも記憶に新しいアニメ映画『羅(ロ)小黒(シャオヘイ)戦記(センキ)』の8.0点を上回る8.3点を記録。ハリウッド映画など並み居る大作を押しのけて中国のアニメーションでは前代未聞の2021年公開作品映画満足度ランキング第1位を獲得した。
日本では中華映画を届ける「電影祭」にて2022年に『雄獅少年 少年とそらに舞う獅子』として日本語字幕版が上映され、多くの観客が熱狂。アニメーションのクオリティの高さと、田舎に住む少年が獅子舞に出会い、貧弱な野良猫からライオン(獅子)へと成長していく奇跡の物語に大きな反響を呼んだ。そして映画の評判を聞きつけた映画配給会社が本作を鑑賞、強く胸を打たれ日本語吹き替え版の全国公開を即決。制作が動き出す運びとなった。
そして、本日12月28日(水)にグランドシネマサンシャイン 池袋にて行われた「電影祭」2022で、多くのファンを前に字幕版の上映と共に、全国公開と日本語吹き替え版の制作決定を知らせるスーパーティザー映像が公開。映像では、まるで目の前に実物が現れたかのように錯覚するほどリアルなアニメーションで描かれる獅子舞の演武、そして夢を掴もうと奮闘する少年たちの姿が映し出されており、これまで見たことないような新たなアニメーション作品への出会いに、思わず胸を膨らませずにはいられないような内容になっている。日本語吹き替え版キャストも日本を代表する声優陣が集い、鋭意制作活動中。
『雄獅少年(原題)』
2023年より公開
監督:孫海鵬
エグゼクティブ・プロデューサー:張苗
配給:ギャガ 泰閣映畫 面白映画 Open Culture Entertainment
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