東京・神楽坂にあるドーナツ屋さんを舞台にドーナツの穴から覗いた世界を、フリーの広告ディレクター・定谷美海監督が『止められるか、俺たちを』の中澤梓佐主演で、小さなお店を介して生まれる人間模様を描く『ドーナツもり』が、12月2日より公開される。このほど、予告編がお披露目となった。
本作は、東京・神楽坂にある人気の古民家ドーナツ店「ドーナツもり」を舞台に、お店で働く主人公の公子(きーちゃん)がお客さんとの交流を通じ、公子が抱える自身の問題と向き合っていくという物語。
予告編では、主人公の公子が「ドーナツもり」のお客さんたちと交流するさまざまなシーンと気になるセリフが切り取られた映像が垣間見られる。
また、12月2日(金)より上映がはじまるアップリンク吉祥寺では、上映期間中の水曜~日曜日の夕方以降、数量限定で「ドーナツもり」のドーナツを販売する(月・火は販売なし)。本作の劇中に出てくるドーナツの穴他数種類を予定。値段はすべて410円(税込)で、販売時間は上映時間確定後、公式SNSなどで確認できる。
さらに、本作のメインビジュアルを担当した写真家・大林直行の写真展を公開にあわせて12月9日〜11日の3日間、開催することが決定した。開催場所は本作のロケ地である神楽坂のカフェ「elm green coffee」の2F。作品とあわせて楽しむことができる。
■大林直行(写真家)コメント
今回、映画『ドーナツもり』のスチール・メイキングを撮影させていただく中で、ユータ目線で神楽坂の街や人、公子を撮影するというのは、現実なのかそうでないのかどこか不思議な感覚でした。今回の展示では劇中には登場していない作品も展示されます。ぜひ映画の世界観、神楽坂という街の魅力を感じ取っていただけたらと思います。
■写真展開催概要
タイトル:「映画ドーナツもり展 写真・大林直行」
日時:12月9日〜11日12:00〜18:00
場所:elm green coffee 2F(〒162-0803 東京都新宿区赤城下町10)
料金:1Fのカフェにて1ドリンクオーダーが必要。
概要:登場人物のひとり、カメラマンであるユータの写真はじめ、現場でシャッターを切り続けた大林さんの視点を垣間見ることができる。
『ドーナツもり』
2022年12月2日(金)より、アップリンク吉祥寺にて公開
企画・脚本・監督:定谷美海
出演:中澤梓佐 足立智充 髙橋雄祐 仁科かりん 遊屋慎太郎 関口アナン 芹澤興人 安藤聖
【ストーリー】 東京・神楽坂にある、小さなドーナツ店、ドーナツもり。主人公の公子はイラストレーターの仕事の傍ら、ドーナツ屋でバイトをしている。このお店に訪れるお客さんは風変わりな人たちばかり。好奇心旺盛な公子は、お客さんの人生にお節介にも介入していき、助けたり、気付かされたり…。そんな彼らとの交流を通して、公子は自分自身と向き合うようになる。
©映画『ドーナツもり』