三木聡監督が、成田凌主演、前田敦子共演で贈る異世界アドベンチャー『コンビニエンス・ストーリー』が、8月5日より公開中。このほど、8月6日にテアトル新宿にて公開記念舞台挨拶が行われ、キャストの成田凌、前田敦子、そして三木聡監督が登壇した。

三木監督のファンだという成田は、本作への出演について「幸せでした。毎日、過酷な日々でしたけど、幸せな日々でした」とコメント。脚本を読んで「1ページ目から、三木聡が描く脚本だと感じた。10代の頃から観ていて、ずっとお仕事をしたかったので…」と感慨深い表情を浮かべた。

撮影では「終始、夢見心地だった」という前田。「監督の演出って、三木監督でしかない」とし、撮影時のことは「あんまり覚えてないです！」と言い切って会場の笑いを誘っていた。

劇中の内容にちなみ、「自身がスランプ時の対処法を教えてください」という質問が。これに成田は「めちゃくちゃ寝れる人なので、一回寝るか。バラエティ番組見るか、お風呂入るか」とコメント。同じ質問に前田は、「一人で抱え込まないようにしてますね。絶対に何でもしゃべれる人は何人かいると全然救われるんじゃないかなあと思います」と笑顔で打ち明けていた。

今だからこそ聞いてみたい監督への質問ということで、成田が「お仕事をいただくときに、なんでいつも自分なんだろうと思うんですけど。自分のことを知ってくださってたんですか？」と三木監督に質問。これに三木監督は、「今回で言うと、コイツがひどい目にあったら面白いんじゃないか」とキャスティングの理由を明かすと、成田は「嬉しいですね。どっかでも言われたな…」と苦笑いを浮かべていた。

『コンビニエンス・ストーリー』
2022年8月5日（金） 全国公開
監督・脚本：三木聡
出演：成田凌　前田敦子　六角精児　片山友希　岩松了　渋川清彦　ふせえり　松浦祐也　BIGZAM　藤間爽子　小田ゆりえ　影山徹　シャラ ラジマ
配給：東映ビデオ

【ストーリー】　スランプ中の売れない脚本家、加藤（成田凌）は、ある日、恋人ジグザグ（片山友希）の飼い犬“ケルベロス”に執筆中の脚本を消され、腹立ちまぎれに山奥に捨ててしまう。後味の悪さから探しに戻るが、レンタカーが突然故障して立ち往生。霧の中のたたずむコンビニ「リソーマート」で働く妖艶な人妻・惠子（前田敦子）に助けられ、彼女の夫でコンビニオーナー南雲（六角精児）の家に泊めてもらう。しかし、惠子の誘惑、消えたトラック、鳴り響くクラシック音楽、凄惨な殺人事件、死者の魂が集う温泉町……加藤はすでに現世から切り離された異世界にはまり込んだことに気づいていなかった。

©︎2022「コンビニエンス・ストーリー」製作委員会