「我々香港人は、自ら運命を決めたことは一度だってない」『Blue Island 憂鬱之島』予告編

“雨傘運動”の79日間を描いた『乱世備忘 僕らの雨傘運動』のチャン・ジーウン監督最新作で、香港と日本の合作で製作されたドキュメンタリー『Blue Island 憂鬱之島』が7月16日に公開。このほど、チャン監督のコメントと、予告編がお披露目となった。

本作は、20世紀後半、“文化大革命”(1966〜1976年)、“六七暴動”(1967年)、“天安門事件”(1989年)と世界を震撼させた事件に遭遇し、激動の歴史を乗り越えてきた記憶、そして現代、香港市民の自由が急速に縮小していくなかで、時代を超えて自由を守るために闘う3世代の人々の姿をドキュメンタリーとフィクションを駆使してより鮮明に描き出す。自由を求めるすべての人々と、あなた自身の物語でもある。

■チャン・ジーウン(監督)コメント
集団的な失意と絶望感に覆われながら、香港の別の大きな歴史的出来事を経験した人々を探し出し、彼らの経験を回想することで、市民活動における苦境の普遍性について思い巡らせました。本作は、香港や香港人のアイデンティティについて熟考しながらも、この街の行く末を形作ることができない現状に落胆してきた世代についての物語です。この幻滅は、私たち全員をつなぎとめる普遍的な鎖なのだと思います。

『Blue Island 憂鬱之島』
2022年7月16日(土)より、渋谷・ユーロスペースほか全国順次公開
監督・編集:チャン・ジーウン
プロデューサー:ピーター・ヤム アンドリュー・チョイ 小林三四郎 馬奈木厳太郎
配給:太秦

【作品概要】 香港と日本の合作で製作されたドキュメンタリー。20世紀後半、“文化大革命”(1966〜1976年)、“六七暴動”(1967年)、“天安門事件”(1989年)と世界を震撼させた事件に遭遇し、激動の歴史を乗り越えてきた記憶、そして現代、香港市民の自由が急速に縮小していくなかで、時代を超えて自由を守るために闘う3世代の人々の姿をドキュメンタリーとフィクションを駆使してより鮮明に描き出す。

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