PFF(ぴあフィルムフェスティバル)スカラシップ作品である小松孝監督作『猫と塩、または砂糖』の公開日が7月23日に決定し、予告編がお披露目となった。併せて、キャストの吉田凜音と池田成志よりコメントが寄せられた。
本作は、母のペット「猫」を職業とする長男、慎ましい母、アル中の父の3人で暮らす佐藤家に、突然、母の元カレとその娘(美少女)がやってきて、狭いひとつ屋根の下、奇妙な同居生活が繰り広げられるホームコメディ。
予告編は、「僕の職業は、猫である」という主人公のモノローグから始まる。母のペット「猫」を職業とする主人公の長男(田村健太郎)、その母(宮崎美子)、アル中の父(諏訪太朗)の佐藤一家の元へ、謎の白い父(池田成志)と娘(吉田凜音)がやって来て奇妙な同居生活がスタート。監督が敬愛する地下アイドルで主題歌に起用した、NILKLY(ニルクライ)の「Fact or Fable」が流れ始めると、主人公が苦悩する姿、彼を翻弄する白い姿の謎の美少女のシーンが重なっていき、見れば見るほどクセになる、一筋縄ではいかない本作の魅力が伝わってくる。
■吉田凜音(金城絵美役) コメント
撮影をしていた時はまだ10代だったので、監督の描かれる家族の姿が理解を超えていましたが、台本を頂いた時はどのような家族になっていくだろうと思い撮影がとても楽しみでした。そもそも正しい家族の形は何だろうと、とても考えさせられました。素敵な先輩俳優の方々に囲まれ、皆さまと監督に全てをゆだねるような気持ちで撮影に参加したことを覚えています。この作品をきっかけに監督のファンが増えることを楽しみにしています!
■池田成志(金城譲二役) コメント
怪しい父を演じております。撮影時は、自分が演じる男を、なんとも怪しい父だなぁと、寄生するかの様に住みついた家も、なんだか怪しいなぁと、思っておりました。しかしながら撮影時はコロナ前という事もあり、かなり和やかかつのんびりとキャスト同志でおしゃべりなんかしながら、怪しげなシーンをなるべく自然に着々と撮影してました。小松監督はじめ若く優秀なスタッフ陣のイメージは融通無碍で、自分がベタな人間かもなぁと疑い、反省しつつ、撮影に臨んだ事を思い出します。実は繋がったやつを、未見なので、震えながらどうなってるんだろう?と思いながら、観たいなと楽しみにしてます。よろしくお願いします。
『猫と塩、または砂糖』
2022年7月23日(土)より、渋谷・ユーロスペースほか全国順次公開
監督・脚本:小松孝
主題歌:NILKLY「Fact or Fable」
出演:田村健太郎 吉田凜音 諏訪太朗 池田成志 宮崎美子
配給:一般社団法人PFF マジックアワー
【ストーリー】 社会を拒絶し母のペット「猫」になった長男(田村健太)、慎ましい母(宮崎美子)、アル中の父(諏訪太朗)の3人で暮らす佐藤家。母が元彼(池田成志)と再会したことをきっかけに、その娘(吉田凜音)も巻き込み、ひとつ屋根の下、5人の奇妙な同居生活が始まる…。
©︎2020 PFFパートナーズ(ぴあ、ホリプロ、日活)/一般社団法人PFF