安藤サクラ「この人、誰なんですか?」愛したはずの夫はまったくの別人だった…『ある男』特報映像&第1弾ポスタービジュアル

第70回読売文学賞を受賞し、累計19万部を超える平野啓一郎のベストセラー小説を、『蜜蜂と遠雷』の石川慶監督が妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝共演で映画化する『ある男』が、2022年に公開される。このほど、本作の特報映像と第1弾ポスタービジュアルがお披露目となり、併せて、追加キャストとして、坂元愛登、山口美也子、きたろうらが出演することが発表された。

本作は、主人公である弁護士・城戸が、“ある男”の真実に迫っていく、衝撃と感動のヒューマンミステリー。城戸は、かつての依頼者である里枝から、里枝の亡くなった夫、大祐の身元調査の依頼という奇妙な相談を受ける。里枝は離婚を経験後、子供を連れて故郷に戻り、やがて出会う大祐と再婚。新たに生まれた子供と4人で幸せな家庭を築いていたが、ある日突然夫が不慮の事故で命を落としてしまう。悲しみに暮れる中、大祐の法要の日、長年疎遠になっていた大祐の兄・恭一が訪れ、遺影を見ると「これ、大祐じゃないです」と言い放つ。愛したはずの夫“大祐”は、まったくの別人だったのだ…。“大祐”として生きた“ある男”は、いったい誰だったのか。何故別人として生きていたのか。城戸は、“ある男”の正体を追う中で様々な人物と出会い、衝撃の事実に近づいていくが、いつしか城戸の心にも他人として生きた男への複雑な思いが生まれていく…。

新たなキャストとして、里枝(安藤サクラ)の息子・悠人役を本作のオーディションで抜擢され、映画初出演を果たした坂元愛登、里枝の母親・初江役を山口美也子、大祐(窪田正孝)の働く林産会社の社⻑・伊東役をきたろうが演じ、大祐の過去を知る人物に、カトウシンスケ、活躍目覚ましい河合優実、でんでんといった実力派俳優陣が名を連ねる。

特報映像は、妻夫木自らがナレーションを担当し「僕たちは誰かを好きになる時、その人の何を見ているのだろう̶。その人の何を愛するのだろう̶。」という、意味深な言葉から幕を開ける。その後、場面が転換し、エルヴィス・プレスリーの名曲「Canʻt Help Falling In Love」のカバー曲とともに、里枝が“ある男”大祐と、ともに過ごした幸せな日々が映し出される。しかし、大祐が不慮の事故で亡くなってしまい、“愛したはずの夫が、別人だった”という衝撃の事実が明かされるところから物語は一変。「ある男」は一体誰だったのか、なぜ別人になりすましていたのか、という謎を残し、次の展開がますます気になる映像となっている。後半に流れる劇伴音楽は、台湾の室内楽アンサンブルグループ「Cicada」が担当。日本映画へ初参加となるCicadaの創り出す音楽は、映画本編でも人物やシーンをより深く印象付ける。

第1弾ポスタービジュアルは、城戸(妻夫木聡)、里枝、大祐の3人の顔が重なり合い、それぞれのキャラクターの心情をあらわすかのような、映画の世界観に沿ったコンセプチュアルなデザインとなっている。

『ある男』
2022年 全国ロードショー
監督:石川慶
原作:平野啓一郎「ある男」
脚本:向井康介
出演:妻夫木聡 安藤サクラ 窪田正孝 清野菜名 眞島秀和 小籔千豊 坂元愛登 山口美也子 きたろう カトウシンスケ 河合優実 でんでん 仲野太賀 真木よう子 柄本明
配給:松竹

【ストーリー】 弁護士の城戸(妻夫木聡)は、かつての依頼者である里枝(安藤サクラ)から奇妙な相談を受ける。里枝の亡くなった夫、大祐(窪田正孝)の身元調査を頼みたいと言うのだ。里枝は離婚を経験後、子供を連れて故郷に戻り、やがて出会う大祐と再婚。新たに生まれた子供と4人で幸せな家庭を築いていたが、ある日突然夫が不慮の事故で命を落としてしまう。悲しみに暮れる中、大祐の法要の日、長年疎遠になっていた大祐の兄・恭一(眞島秀和)が訪れ、遺影を見て「これ、大祐じゃないです」と言い放つ。愛したはずの夫“大祐”は、まったくの別人だったのだ…。城戸は、“ある男”の正体を追う中で様々な人物と出会い、衝撃の事実に近づいていくと、いつしか城戸の中にも他人として生きた男への複雑な思いが生まれていく…。

©2022「ある男」製作委員会