山崎紘菜「現場では挑戦の連続」、北乃きい「撮影しながら震え上がるシーンが沢山あった」憎しみ合う姉妹の生き様と闘い「汝の名」4月放送!

「輪(RINKAI)廻」で第7回松本清張賞を受賞した明野照葉の同名作を、山崎紘菜と北乃きいのダブル主演でドラマ化する「汝の名」が、4月5日よりテレビ東京にて放送されることが決定した。

テレビ東京とParaviでお届けする“オンナの復讐サスペンス”シリーズ「寂しい丘で狩りをする」「復讐の未亡人」の2作に続いて発表となった本作は、「女王様」と「奴隷」のような関係を築き上げてきた勝ち組の姉と負け組の妹が、憎しみ合いながらも心の奥底で依存しあう新感覚ホラーサスペンス。ひた隠しにされる女の感情の“負”が惜しげもなく散りばめられる。

誰もが羨む美貌と才能を持ち自信に満ち溢れた若き社長で姉・麻生陶子を演じるのは山崎紘菜。自分がのし上がるためには手段を選ばず犯罪すれすれの行為も平然と行う。一方口数が少なく陰気で、輝く姉に必要とされることでのみ存在意義を感じる妹・麻生久恵を北乃きいが熱演。姉・陶子がある男性へ思いを寄せ始めたその日から、二人の関係に狂いが生じる。少しずつ明らかになる陶子と久恵の過去、そしてさらなる成功と輝きを求める陶子に捨てられることを恐れた久恵は狂気に走る…。二人の女の生き様とその闘いは、まさにモンスターVSモンスターだ。

■山崎紘菜(麻生陶子役) コメント
私自身、これほど感情の振り幅が大きく、嫉妬や猜疑心、復讐心など負の感情を常に持っていなければならない役は初めてだったので、現場では挑戦の連続でした。陶子という女性はとても気分屋で気まぐれな性格なので、シーンごとに彼女の機嫌を測るのがとても大変で、常に監督と細かく相談させて頂きながら演じていました。人は誰でも自己愛や欲を持っているものだと思います。それを全て曝け出し、自分の為だけに、「思いやり」という言葉の対極に生きる陶子にある種の気持ちよさ、爽快感を持って観て頂けると良いなと思いますし、自分としても今までにないくらいかなり振り切った一面をお見せできたと思うので…女二人の狂気に満ちた行く末を見守って下さったら嬉しいです。

■北乃きい(麻生久恵役) コメント
今までずっと久恵のような役を演じてみたかったのでとても嬉しかったです。脚本を読んだ時も面白くてあっという間に読み終えてしまい、これからこの役を演じられるんだと思ったらわくわくしました。そして、まずお話をいただいた時に、“共依存”とは何かを調べました。そこで久恵と陶子は紙一重なんだと気付き、似ていない二人だけれど依存するという部分で繋がっていると感じました。表と裏、二つの性格を演じるような感覚で撮影に入り、だんだんと壊れていく久恵を演じるにあたって、繊細な変化を監督と沢山話し合いをしながら久恵を作っていきました。自分の中でもチャレンジな役柄だったので、演技面でも今までしたことのないことを沢山トライしてみました。一言で言うとハラハラドキドキが止まらないドラマです。台本を知っている私たちでさえ、撮影しながら震え上がるシーンが沢山ありました。最近では、こういった凄まじい復讐ものの作品は少なかったと思うので、女の怖さ、そして本当に怖いのは人間ということを再確認するドラマになっているはずです。皆様にもハラハラドキドキしながら楽しんで観て頂きたいと思います。是非ご覧下さい!!!宜しくお願い致します。

「汝の名」
2022年4月5日(火)深夜0時30分より、テレビ東京系にて放送
2022年3月16日(水)より、動画配信サービス「Paravi」にて全話先行配信
監督・脚本:河原瑶
原作:明野照葉「新装版 汝の名」
脚本:鈴木裕那 丸山智
出演:山崎紘菜 北乃きい

【ストーリー】 美貌と才能を兼ね揃えた若き社長・麻生陶子(山崎紘菜)。一方、妹の久恵(北乃きい)は姉とは真逆の性格で、失恋を機に陶子の家で引きこもっていた。陶子は久恵のことを都合のいい存在として扱うが、久恵は陶子の役に立てることに喜びを感じ、お互い奇妙な共存関係を築いていた。しかしある男性と陶子が出会ったことで、二人の隠していた過去が明らかになり、姉妹の立場も逆転していく…。

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