生田斗真が主演を務める、コロナ禍で東京公演が一部中止、福岡公演はすべて中止となった幻の舞台で、笑いたっぷり、アクション満載の王道エンターテインメント、劇団☆新感線「偽義経冥界歌」(読み:にせよしつねめいかいにうたう)が、3月19日にWOWOWライブにて放送されることが決定した。
“義経黄金伝説”をモチーフに平安時代末期の奥州と冥界を大胆に描いた中島かずきの新作を、いのうえひでのりがエンタテイメント性豊かに演出した本作。偽者説、影武者説などドラマティックな謎を多く抱える源義経が実際に奥州にかくまわれていたという史実をスタートラインに、奥州三代の盛衰の行方も絡め、ファンタジーもちりばめる。同日3月19日にTBS赤坂ACTシアターにて収録され、ライブビューイング版の編集でお届けする。
タイトルロールの“偽”義経をドラマティックに演じるのは生田斗真。劇団☆新感線最大といわれる凄まじい立ち回りとエネルギーに満ちたこの役の魅力を圧倒的存在感で体現する。そしてりょう、山内圭哉、早乙女友貴、三宅弘城ら個性豊かな面々に加え、橋本さとし、粟根まことら新感線メンバーの体当たりな演技が炸裂、さらには中山優馬と藤原さくらが劇団☆新感線に初登場する。フレッシュな二人が祈りをこめて歌うシーンは感動ものだ。
劇団☆新感線「偽義経冥界歌」
2022年3月19日(土)午後6時30分~WOWOWライブにて放送
演出:いのうえひでのり
作:中島かずき
出演:生田斗真 りょう 中山優馬 藤原さくら 粟根まこと 山内圭哉 早乙女友貴 三宅弘城 橋本さとし
【ストーリー】 日の本の国が、源氏と平氏の勢力で二分されていた時代。源頼朝(粟根まこと)が鎌倉を拠点に力を蓄えていた一方で、奥州はどちらにも属さず独立自治を貫いていた。そんな中、奥州をまとめる奥華一族にかくまわれていた頼朝の義理の弟、遮那王牛若(早乙女友貴)を奥華玄久郎国衡(生田斗真)が死なせてしまう。弟の次郎泰衡(中山優馬)をかばうためとはいえ、牛若を死なせたのは大問題であり、玄久郎は牛若の代わりに源九郎義経を名乗り、僧・常陸坊海尊(山内圭哉)、そして武蔵坊弁慶(三宅弘城)とともに、頼朝が平氏打倒を目指す挙兵に参加する。その頃、奥華の屋敷では当主の秀衡(橋本さとし)の妻で次郎の母でもある巫女長の黄泉津の方(りょう)が漆黒の洞窟で儀式を行っていた。一方、戦いの途中で静歌(藤原さくら)という大陸渡りの歌うたいに出会った義経は、その歌が起こす不可思議な現象により、ある人物の亡霊と出会う。
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