藤原季節「どうしたんだよ兄ちゃん…」、長尾卓磨「わかんねえよ、お前には」家族の距離を描く『中村屋酒店の兄弟』予告編&ポスタービジュアル

第13回田辺・弁慶映画祭にてTBSラジオ賞を受賞した、藤原季節と長尾卓磨が兄弟役を演じる白磯大知監督作『中村屋酒店の兄弟』が、3月4日よりシネクイントにてレイトショー先行公開、3月18日より全国公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、俳優としても活動する白磯大知が、役者業の傍ら独学で脚本を書き始めて初監督し、徐々に数が減る現代の町の酒屋にスポットを当て、兄弟を通じて家族の距離を描いたヒューマンドラマ。

予告編は、ロケ地のひとつである山梨県の冬の景色から始まる。弟・和馬(藤原季節)と兄・弘文(長尾卓磨)が笑い合う姿や、「何にも変わってないね」「わかんねぇよ、お前には」といった、いつの間にか変わってしまった兄弟の関係や歴史を感じさせる会話が映し出される。

ポスタービジュアルには、「僕らはいつも近くて遠い」という二人の関係を表すコピーが添えられ、スーツ姿の和馬と弘文が酒屋の前に並んで立つ、シックなデザインとなっている。

『中村屋酒店の兄弟』
2022年3月4日(金)より、シネクイントにてレイトショー先行公開
2022年3月18日(金)より、全国順次公開
監督・脚本・制作・編集:白磯大知
音楽:総理(響心soundorchestra)「とある兄弟」
出演:藤原季節 長尾卓磨 藤城長子 橘美緒 千葉龍都 新井秀吾 高橋良浩 中村元江 磯崎信浩 磯崎教子
配給:パルコ

【ストーリー】 数年前家を出て一人東京で暮らす和馬(藤原季節)は、親が経営していた酒屋を継いだ兄、弘文(長尾卓磨)の元へ帰ってくる。年齢を重ね、変わってしまった母の姿に戸惑いながらも、その時を受け入れ過ごしていく和馬。相手を思うほど、和馬、弘文は少しずつズレていったお互いの距離を感じていた。和馬の抱える秘密を知る弘文、それを知る和馬。お互いが前に進むためとった選択には、純粋に相手を思う辛さと難しさがあった。そして、二人は朝を迎える。

©『中村屋酒店の兄弟』